新居に引っ越したがまだまだ未整理の荷物が

4日に引っ越したが、これまで粗末な倉庫に山積みされていた段ボール箱入りの荷物を、家の中でひとつひとつチェックしながら整理して納めていく作業が続く。

「どうしてこんなものをとっていたのだろう」と自問自答しながら、また「これからも多分使うことはないだろうから、せっかくしまっていたのだけれどやはり捨てよう」と改めて決意する。

こんな調子でやっているからなかなか家の中が整理が進まない。
考えてみれば、私たち古い人間は「もったいない」という言葉が行動のある種の原理だったのではないだろうか。処分はいつでもできる、またいつか役立たせることがあるかも知れない、先人は物がなくて困っていた、その人たちに悪い、といった精神に貫かれていたのではないか、と妙に自分の過去の思想を評価する。
しかし、もしなんとかとっておいても自分が亡くなってから子どもや孫たちは整理にどれだけ苦労するだろうか。「もったいない」などではなく「ホントにオヤジやオフクロは後のことを考えないでいたものだ。余計にカネをかけなければならない」などとぼやくだろうことははっきりしている。

そんなブツブツがまだ数日は続きそうだ。だから新居のくらしは当分は段ボール箱に囲まれながらのくらしだ。
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