定価を倍にして「50%オフ!」

今日の道新はネット上の楽天市場での「不当表示」を大きく報道している。
楽天の担当社員が楽天市場出店業者に対して「定価を倍にして50%オフ商品をつくるように」と指示していたという。昨年のプロ野球楽天イーグルスの日本一セールで元値を50%からさらにつり上げて「77%オフ商品」をつくるように指示していた。

売上高に応じて一定の割合をシステム利用料として業者から受け取るという仕組みだから、楽天としてはとにかく売り上げを増やしたい、そのために上のようなでたらめなやり方を行った。楽天トップは謝罪したというからあくまでも担当者の勝手な「業者指導」だったことになっている。

私たちはよく50%オフとか、あり得ないような価格表示で「大売り出し」をPRしているチラシなどを目にすることがある。この記事を見て、「なるほど」と思ったりもした。もちろんみながこういうでたらめ、いいかげんなことではないだろうが、一種の舞台裏を見ることができた気がする。

中学校の公民の授業で「消費者は賢くならなければならない」といった趣旨の教科書の指摘を説明できる「いい教材」の一つが今朝の報道記事だった。

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