仏教界、戦争協力を反省

かつて、日本の仏教界(テレビでは浄土真宗本願寺派)は太平洋戦争を聖戦としてこれに全面的に協力する方針を進めていた。
戦後、何年も経ってからこの事実を自己批判し、これからの仏教界は平和と反戦のための行動をすすめる方針であることを、過去の実際の行動を映像として示しながら、明らかにした。今日14日のNHKの放送だった。この映像のはじめの方に、私の所属しているお寺の住職が出ていた。厚別にある安楽寺。この寺も過去に戦争協力を行なっていたことが示されていた。

反戦・平和を信条としなければならないのは宗教界もそうだし、教育界も同じだろう。何度も引用したが「逝いて還らぬ教え子よ、私の手は血まみれだ。君をくくった綱の端を私もまた握っていた。しかも人の子の師の名において」という痛恨こめたことが忘れられない。

今、日本は「いつ開戦があってもいいように周到な準備が必要だ」という政策が具体化されようとしている。何か、戦後の反省と平和への決意、などをキャンセルして戦争準備態勢を確立しなければならないような雰囲気が生まれようとしているのではないか。

こういうムードを抑え込もうというテレビ放送だ、と私は思ったのだがどうだろうか。
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