来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
「学力」問題1(学力向上策)
この数十年間、学力に関して云々されたことをメモってみる。
2000年前後に「分数ができない大学生」が発刊された(東京経済新報社)。このころ、あいついで大学生の学力低下が叫ばれていた。そしてさらに「ゆとり教育は学力低下をもたらす」と「ゆとり教育」は02年から始まる(学習指導要領)のだが、その前からこういうことが言われ出した。また、国際的に90年代末から00年代にかけての学力テスト結果が報じられ、日本の子どもの学力が下がってきたことが大きく問題になった。
このような動きの中で、43年ぶりに全国学力テストが復活した(2007)。そういう事情だから、学力調査という全国一斉の学力テストというのは初めから、いわば政治的な思惑に彩られていたといえる。学力を向上させようという狙いである。
このような流れで復活した学力テストによる学力向上策は、教育と学校に関する問題点を深め、必要な条件整備を徹底するというような政策は含んでいなかった。子どもの勉強の競争によって学力を向上させようという傾向を否応なくもっていたのである。それは子どもよりも、教師あるいは学校間の競争を促すというきわめて安易な道になっていった。だからさまざまな矛盾が生じてくるのは当然である。いじめとか不登校とか暴力行為などの増大という形で、子どもたちは学校から逃げ出しているのである。
2000年前後に「分数ができない大学生」が発刊された(東京経済新報社)。このころ、あいついで大学生の学力低下が叫ばれていた。そしてさらに「ゆとり教育は学力低下をもたらす」と「ゆとり教育」は02年から始まる(学習指導要領)のだが、その前からこういうことが言われ出した。また、国際的に90年代末から00年代にかけての学力テスト結果が報じられ、日本の子どもの学力が下がってきたことが大きく問題になった。
このような動きの中で、43年ぶりに全国学力テストが復活した(2007)。そういう事情だから、学力調査という全国一斉の学力テストというのは初めから、いわば政治的な思惑に彩られていたといえる。学力を向上させようという狙いである。
このような流れで復活した学力テストによる学力向上策は、教育と学校に関する問題点を深め、必要な条件整備を徹底するというような政策は含んでいなかった。子どもの勉強の競争によって学力を向上させようという傾向を否応なくもっていたのである。それは子どもよりも、教師あるいは学校間の競争を促すというきわめて安易な道になっていった。だからさまざまな矛盾が生じてくるのは当然である。いじめとか不登校とか暴力行為などの増大という形で、子どもたちは学校から逃げ出しているのである。
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