一昨日来た友人は、
結婚したのは38歳と遅かったらしかったが、
高齢であったにも関わらず、男児2人を授かり立派に育て上げられている。
次男さんを生むときは43歳だったので、産婦人科の先生に
「本当に生みますか?」と何度も尋ねられたと言う。
が、「一人っ子は可哀想」という理由で第2子も出産した。
そのころ彼女は、
「こんな年取った細胞(彼女自身のこと)から、こんな新鮮な皮膚を持った子が生まれたことが不思議」
と言っていた。
遅くできた子供さん達だったので、彼女は人一倍子煩悩で、教育熱心でもあった。
その努力も報われて、お子さんたちも上記した通り、言うことない子供さん達である。
彼女は、私と一緒で、どちらかといえば、身体の弱いほうに属するが、
しかし、長男さんのほうは健康に恵まれてスポーツも万能で、
大学2年のときから硬式テニス部のキャプテンもしていた。
次男さんのほうは長男さんほど丈夫ではないが、
それでも、一応地元の国立大学を出て、安定した職場に就職できたのは上等の部類だろう。
そんな彼女に弱みはないと思っていたら、
一昨日、聞いたところによると、
近年リウマチがひどくなって、長時間座ったりできないと言う。
だから、私が、今年の3月に島根県の三江線に乗り鉄に行ったり、
バスが満席で行きつけなかったが、弘前市の桜を見に行こうとした話をすると驚いていた。
彼女は、長時間バスに乗ったりできないのだそう。
長く座ったままでいると、足がこわばってきて痛くなるという。
私は逆に驚いた。
そういう人もいるんだと。
私は、難聴なので、夫などのようにカルチャースクールに通っても聞こえないし、
講演など聴きたくても聴きに行けない。
それで、その代わりというわけではないが、バスで好きなところに行ったりする。
が、決して楽々と行けるわけではない。
何しろ放送も聞こえないから、全身を鋭敏なセンサーにして行動しないといけない。
それでも、行動すれば助けてくれる人もいて、
何とか目的地に行って観たいものを観てこれる。
が、彼女のように、長く座ると足が痛くなるとかだと、
遠方に行くこと自体が難しい。
神様は、誰にでも、やはり重荷を背負わせておられるのだと妙な感心をしてしまった。
この友人が来た日は、友人の来る直前に、
偶然、筋ジストロフィーで寝たきりの歌人、冬道麻子さんからメールが入って、
写真を6枚ほど焼いてほしいと頼まれた。
私は、
「スマホは手にいれたばかりなので、できるかどうかわかりませんが、送ってみてください」
と返信した。
写真屋さんに頼まないといけないとは思わなかったので、
自宅のプリンターで悪戦苦闘したが、
最終的には、写真屋さんでプリントしてもらうことができた。
難聴の私でも、こんなことなら人のためにしてあげられると嬉しかった。
写真屋さんにもっていかないといけないことは、ちょうど来合せていた友人に
教えてもらうことができたのであった。
人は皆なんらかの弱点を持って生きているが、しかし、弱点があっても、
それぞれ、何か人のためにすることはできるということも学んだ一日であった。
結婚したのは38歳と遅かったらしかったが、
高齢であったにも関わらず、男児2人を授かり立派に育て上げられている。
次男さんを生むときは43歳だったので、産婦人科の先生に
「本当に生みますか?」と何度も尋ねられたと言う。
が、「一人っ子は可哀想」という理由で第2子も出産した。
そのころ彼女は、
「こんな年取った細胞(彼女自身のこと)から、こんな新鮮な皮膚を持った子が生まれたことが不思議」
と言っていた。
遅くできた子供さん達だったので、彼女は人一倍子煩悩で、教育熱心でもあった。
その努力も報われて、お子さんたちも上記した通り、言うことない子供さん達である。
彼女は、私と一緒で、どちらかといえば、身体の弱いほうに属するが、
しかし、長男さんのほうは健康に恵まれてスポーツも万能で、
大学2年のときから硬式テニス部のキャプテンもしていた。
次男さんのほうは長男さんほど丈夫ではないが、
それでも、一応地元の国立大学を出て、安定した職場に就職できたのは上等の部類だろう。
そんな彼女に弱みはないと思っていたら、
一昨日、聞いたところによると、
近年リウマチがひどくなって、長時間座ったりできないと言う。
だから、私が、今年の3月に島根県の三江線に乗り鉄に行ったり、
バスが満席で行きつけなかったが、弘前市の桜を見に行こうとした話をすると驚いていた。
彼女は、長時間バスに乗ったりできないのだそう。
長く座ったままでいると、足がこわばってきて痛くなるという。
私は逆に驚いた。
そういう人もいるんだと。
私は、難聴なので、夫などのようにカルチャースクールに通っても聞こえないし、
講演など聴きたくても聴きに行けない。
それで、その代わりというわけではないが、バスで好きなところに行ったりする。
が、決して楽々と行けるわけではない。
何しろ放送も聞こえないから、全身を鋭敏なセンサーにして行動しないといけない。
それでも、行動すれば助けてくれる人もいて、
何とか目的地に行って観たいものを観てこれる。
が、彼女のように、長く座ると足が痛くなるとかだと、
遠方に行くこと自体が難しい。
神様は、誰にでも、やはり重荷を背負わせておられるのだと妙な感心をしてしまった。
この友人が来た日は、友人の来る直前に、
偶然、筋ジストロフィーで寝たきりの歌人、冬道麻子さんからメールが入って、
写真を6枚ほど焼いてほしいと頼まれた。
私は、
「スマホは手にいれたばかりなので、できるかどうかわかりませんが、送ってみてください」
と返信した。
写真屋さんに頼まないといけないとは思わなかったので、
自宅のプリンターで悪戦苦闘したが、
最終的には、写真屋さんでプリントしてもらうことができた。
難聴の私でも、こんなことなら人のためにしてあげられると嬉しかった。
写真屋さんにもっていかないといけないことは、ちょうど来合せていた友人に
教えてもらうことができたのであった。
人は皆なんらかの弱点を持って生きているが、しかし、弱点があっても、
それぞれ、何か人のためにすることはできるということも学んだ一日であった。