かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

『ゴリラの森、言葉の海』

2019-06-23 18:50:23 | ブログ記事
読書しています。

タイトルにした『ゴリラの森、言葉の海』
京都大学総長、山極寿一氏と作家の小川洋子さんの対談集です。


私は15年ほど前に東京の上野動物園でゴリラを見てからゴリラの虜になりました。

上野動物園のゴリラのおっさんが頭陀袋を頭に載せて座っている様子に魅せられてしまったのです。

まるで人間のおっさんでした。

それからテレビでもゴリラの番組をやっていたら見るようになりました。

そうすると、日本には山極寿一氏というゴリラの専門の教授がいることを知りました。

その山極氏を知ってから、山極氏のファンにもなりました。

だって、すごくかっこいいんですもの。

今回、この本は夫が図書館で借りてきてくれました。

私がゴリラのファンだということを知っている夫が偶然見つけてくれた本です。

ほかにも読まないといけない本があるのですが、
読みだすと面白くて夢中になってしまいます。

山極さんのお話も面白いのですが、対談相手の小川さんの質問の仕方もよくて、
現在はblog書くより夢中になっています。

ふだんは私が借りてきた本を夫が読むことが多いのですが、
今回は珍しく夫がよい本を見つけてくれました。

ゴリラのことを聞いていると、
思わずわれわれ人間のことも考えてしまうというような内容の本です。

皆様も図書館などで借りて、ぜひお読みください。

ゴリラのファンにもなりますが、
山極総長、小川洋子さんのファンにもなること請け合いです。

いつ死んでもいいし、早く死にたい

2019-06-23 03:03:46 | ブログ記事

と難聴者の私は思っている。

むしろ一人残されると困るから、さっさと死にたい。

平均寿命から勘案すれば、

4歳年上の夫のほうが10年くらい早く亡くなる計算になるが、

夫は心身ともに健康だから、

事故にでも遭わない限り、私より長生きするだろう。

いな、してくれないと私が困る。

夫はいつも言っている。

「僕は独り暮らしになっても全然困らない」と。

が、本当にそうなってみないと、それはわからない。

なにしろ、現在も仕事はよくするけれど、家事は私に任せきりだから。

夫は家事なんか、その気になれば明日からでもできると思っているようだが、

家事もそんな簡単なものではない。

三度の食事作りだけでもずいぶん知力、体力、時間を使う。

安くておいしいものを作るのにはそれなりの年期が必要だから。

とは言っても、私は事務的なことに弱い。

銀行に勤めていたころは、それなりにしていたが、

結婚後、家の経済は夫が取り仕切るから、いつのまにやら疎くなってしまった。

だから一人残されると困るのだ。

日常的にも、難聴で電話はできないし、近所づきあいも満足にできない。

夫が全部やってくれているから、余計できなくなったような気もするが、

とにかく今は何もできない箱入り奥さんになってしまった。

「箱入り」といっても大事にされているという意味ではなく、

世間的に疎いという意味で言っている。

こんな事情であるから、とにかく私は夫より先に死にたい。

*

★未亡人だけはなりたくなけれどもならねばならぬ日もくるらむか

★早く死ぬことを望めば断らむ延命治療といふ医療措置

★健康なわが夫(つま)豪語してをりぬ鰥夫(やもめ)になりてもつゆ困らぬと