かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

亡父も亡兄も頑張ったけれども

2019-07-05 17:52:35 | ブログ記事

世間的な成功は納められなかったかもしれない。

公務員だった父は人一倍仕事を頑張ったが、それが上司には受けなかった。

公務員は頑張らないほうが出世するということは本当だ。

下手に仕事ができるより、おとなしいしか取り柄の無い人のほうが出世する。

しかも父は出世することを軽蔑していたから、余計に。

サラリーマンを辞めて商売を始めた兄も時代の趨勢にあわなかった。

それはもう運としかいいようがない。

がんばったけれども期待したような結果にはならなかった。

その点、母は一定の成功は納めたかもしれない。

が、年若く後家になり晩年は頼りの長男に先立たれたことは幸せな一生ではなかった。

そして残ったのが子供の頃から身体が弱く、おまけに重度聴覚障碍者になってしまった私。

まだ私も晩年にはなっていないと思うが、

これまでの人生は苦労が多かった。

その苦労の大半は難聴が原因だった。

聞こえないと、がんばっても空回りする。

それでも私なりに頑張ってきた。

それは私に対する期待をやめなかった母のせいもあった。

その母も昨年亡くなったから、もう大手を振って怠けてもいい境遇になった。

しかし、やはり頑張ってしまうのは、もともと私も頑張る人であったのか。

*

★ちちあにに負けず頑張るわたくしも実らぬ生まれ合せなるらし

★はちきんでいごつさうなる土佐の産三度の飯よりメンツが大事

★メンツより実をとりたまへと時々は魂からの声が聞こえる

★おとなしくゐれば出世もせしはずの父の娘である向かう見ず

★おとなしくサラリーマンでゐられずに商ひ始めし兄の妹

★ちちあにとわたしのために働きて働き続けて死にしわが母

★期待せし娘のわれは期待には応ふることのできぬ子なりき

★いま母に感謝の気持ち溢るれど気持ちばかりで何も返せぬ

★せめて歌うたひて気持ち残さむかわたしの死後も残るわが歌


神様のすばらしさよりも素晴らしいのが神様を信仰している人たち

2019-07-05 11:14:25 | ブログ記事

そういうことに気づきました。

神様も、それを信仰する人がいなければ存在しないわけで、

神様を素晴らしいと思う人たちがいないと神様も素晴らしくなりえません。

もちろん、神様は私達に関係なくいませられますが、

しかし、

神様を拝む人がいないと、その存在は明らかにされません。

その意味では、

神様より素晴らしいのが、神様を拝む人達と言えるかもしれません。

氏神様も私達を守ってくださるのは、

私達が氏神様を拝むからです。

私達が氏神様を祀って拝むから氏神様たりえるのです。

*

★神様を拝むこころが神様になりてわれらを守りてくるる

★神様はすなはちわれらの心にて神を拝むは己を拝む

★ここにわが心があれば神様はここにいましてわれを守れる