かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

畏友、村形明子さんを忘れないため、昨年の記事で一昨年を思い出す

2019-07-31 20:24:55 | ブログ記事
 
昨年の今日、村形明子さんにお弁当を届けている

昨年の今日は、彼女が熱中症になっていると思って、お弁当を作って、京都の彼女のマンションまで届けている。この1か月あまりのちに彼女は膵臓癌で亡くなるのだが、昨年の今日はそん......
 

村形明子さんが亡くなったのは一昨年の9月5日であった。

訃報 2017年9月

亡くなる一か月以上前から体調が悪くなり、

私は一昨年の今日、京都の彼女のマンションにお弁当を作って届けたようである。

あの日も今日のように暑い日であった。

阪急電車で四条烏丸まで行き、そこでバスに乗り換えて彼女のマンションに行った。

そして彼女の部屋の前に黙ってお弁当を置いて、

下に降りてくると、ちょうど京都駅行きのバスが来たから飛び乗った。

バスの中から彼女にドアの外にお弁当を置いてきたことをメールした。

彼女は、すぐに私を追いかけたみたいだったが、

私は既に車上の人になっていたから会うことはなかった。

この1か月あまり後に亡くなるのだったら、無理してでも会っておけばよかった。

というのは後の祭りである。

あのときは、彼女に気を使わせたくなかったのと、

あまりの暑さにとにかくクーラーの効いたところに逃げたかった。

それがちょうどマンション前に停まったバスだった。

その後も彼女とはメールのやり取りをしていたから、

9月5日に亡くなったと教え子さんから連絡が入ったときは本当に驚いた。

彼女からの最後のメールは8月末だったと思う。

たしかマンションの近くの老人ホームにショートステイさせてもらっているという連絡だった。

その後、入院したことは知らなかった。

亡くなる直前まで教え子さんに「あれ取って、これ取って」と頼んでいて、

棚の上のものを手渡そうとすると彼女は既にこと切れていたというような

あっけない亡くなり方であったらしい。

それを聞いて、

苦しまずに死ねたのなら、それが一番彼女にとって幸せな亡くなり方だったと思った。

9月7日がお通夜、8日がお葬式だったと記憶するが、

まだまだ暑い日だったから、私はお通夜だけにするつもりだった。

が、教え子さんが、村形さんはいつも私のことばかり話していたと聞いて、

無理してお葬式も参列した。

そのお葬式には、村形さんの東大時代の学友の方も東京から来られていたようで、

その方のblogを読者の娘さんが見つけてくれて、

それ以後、その方のblogをときどき読ませていただいている。

その方と私は、目指す場所が似ていて、

今年4月末に私が福岡の宗像神社に行く少し前に、その先生も行かれている。

徳島の土柱も、私は5月に帰省した帰途に見たのだが、

その先生も、最近、わざわざ見に行かれている。

その方も、村形さん同様、あちこち行かれる方で、

やはり学者同士、似た者同士のようにお見受けする。

村形さんは京都大学の名誉教授であられたが、

名誉の名称通り、名誉はあるが、収入はさほどではなかったようで、

ホテルは、よくゲストハウスを利用すると言われていた。

私も、それを聞いて、村形さんの一周忌の日は、

彼女のマンションの傍のゲストハウスに生まれて初めて泊まった。

今思い出せば、村形さんには学問的なこともいろいろ教えていただいたが、

こういう日常的なことも教えていただいた。

また、彼女はアメリカの大学院を卒業されていたから、よくアメリカにも行かれ、

そのときの交友関係の話なども興味深く聴かせていただいた。

私にとっては得難い友人であった。

友人と呼ばせていただくには肩書が立派すぎたが、

しかし、やはり友人であったと思わせていただいている。

★一昨年まだ生きてゐし畏友かな京都大学名誉教授の

★わが母と一緒に室戸岬まで行きしは何年前でありしや

★わが父の墓前に黄色の菊のはな手向けてくれしこともありしよ

★一昨年愛媛の帰途に来てくれて私の母に母の日の花

★得月でお昼ごはんをご一緒し別れて四か月後に亡くなる

★食堂に村形さんと亡き母とわたしの写る写しゑ残る


水道民営化反対!&国鉄も郵便事業も民営化は失敗だった?

2019-07-31 16:16:01 | ブログ記事

私は郵便事業の民営化は失敗だったと思っている。

最近、簡易保険をはじめとして郵便局を信頼できなってきているからだ。

現在は水道事業の民営化が言われている。

私は、これも反対である。

水道の水は命に直結する。

民営化して水が安心して飲めなくなったら死活問題になる。

外国の資本が入って、水が高騰したらどうするのだ。

水の民営化だけは絶対してはいけないと思う。

私は国鉄ですら、民営化は必ずしも成功ではなかったと思う。

労働組合の問題はあったにしても、

国営だと安心だったし、

近年のように過疎の問題が起こっても、国営であれば、利益を無視して続けられる。

だから、過疎の人たちも安心して暮らし続けられる。

日本の過疎問題は人口の減少もあるけれど、

国鉄の民営化も多少は関係しているのではなかろうか。

現在のJRは、

儲ける都会はいいが、人口の少ない地方は運営が難しくなってきている。

北海道など、どんどん廃線されていっているのをもったいななあと思っている。

海外旅行もいいけれど、

日本人がもっと国内の過疎地を旅行するようにすれば、過疎地の鉄道も存続できるのでは?

特に運転の危なくなってくる高齢者は過疎地をJR=国鉄で旅行するようにすればいいと思う。

そのためには、過疎地の空き家を宿泊施設に改造したりもすればいいと思う。

★民営化儲けを主体にするゆゑに津々浦々の過疎化は進む

★民間と競合させて郵便は信用できぬ事業となりつ

★水までも民営化せば生きていく安心うしなふわれら国民(くにたみ)