かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

昨年の今日は母の初盆のために帰省した

2019-07-13 21:32:41 | ブログ記事
一年は早い。
昨年の今日は母の初盆のために帰省した。
ほんの昨日のように思うのに、もう一年経ったと感慨深い。
 
それでいて、母が亡くなったのは、もう遠い昔のような気もする。
 
 
人の記憶というのは、実際の時間とは異なる。
 
だから、母が亡くなった記憶は遠いが、初盆の記憶は近い。
 
帰省
私だけ別用があるので、独りだけ、朝いちばんの高知行きバスに乗りました。 宝塚を過ぎて明石大橋に向かっていますが、変わった雲だと思ったので撮影しました。ところで、昨夜は......
 
★初盆は一度しかなくその一度終ゆれば母は思ひ出の人
 
★長生きをすれば生きつつ既に亡き人のごとくに母を思ひき
 
★口惜しきことは生前電話にて母と話ができざりしこと
 
★母の声かぼそくなりてわれの耳聞き取り悪くなりて聞こえず
 
★晩年の母を慰めえざりしはなべて難聴のわが耳のせい

 


夫婦はお互いにカバーしあうようにできている

2019-07-13 15:22:22 | ブログ記事

いまblog友さんのコメント返しを読ませてもらうと、

「私達夫婦はお互いがカバーしあう関係」と書かれてあった。

それは私達夫婦も同様である。

我が家は、私が難聴で、身体も弱い。

だから、健康な夫が損をしているように見えるかもしれない。

が、実際はそうでもない、と私は思っている。

先日も書いたが、

夫は物忘れしやすい。

それに引き換え、私は記憶力がよい。

これが過去を忘れられなくて鬱になる遠因にもなっているが、

とにかく余計なことでも忘れることができない性格だ。

これが夫にはプラスに働いている。

夫が忘れていることも思い出してあげられるからだ。

夫は私に一目ぼれして結婚してくれたが、

私の母に言わせれば、

私の夫は、私の暗さに惹かれたのだろうと。

というのが、

母も私の父のある種の暗さに惹かれたから父の求婚を受けたと。

陽は陰に惹かれるようになっているらしい。

同様に、

人はその欠点を補ってくれるような人を選ぶようになっているのかもしれない。

ある面は同じでありながら、全く違った面のある人が一番相性がいいかもしれない。

*

★此の世では陽と陰とか惹かれあひ恋が生まれて結婚すらし

★相性は愛のみでなく愛よりももつと必然持つと思へり

★親と子は一世夫婦は二世とぞ言はれてゐるは真理と思ふ

★わたくしも夫もよい子の過去があり今頃わるい子になりがたる


7月出詠10首

2019-07-13 07:49:55 | ブログ記事
今月は既に作ってある歌を少し改作して出詠することにしました。
で、昨日いったんアップしたものは、いろいろ勘案した結果、来月出詠に回します。読みにきてくださった皆様、申し訳ありませんでした。😓 

1、難聴も困るが認知症もつと 困ることのみ増えて夫婦は
2、晩年の義母は苛めし嫁われを頼りにせしよ認知症になり
3、嫌なこと嫌とはつきり言へるひと羨(とも)しみながら眺めし日々よ
4、若嫁のころのわたしはなにゆゑにあれほど義母に気を使ひしか
5、言ひつけを異常に守る子でありし己と思ふ子供のころは
6、学校でよい子よい子と褒められて悪い子供になり損ねたり
7、もう少し羽目を外せばよかりしと気づくは古希を超えてこのごろ
8、難あるもよきか聞こえぬ辛さにて仲良しとなる難聴われら
9、耳のよき人らにいくら話せども耳の聞こえぬ辛さ通じぬ
10、聞き取りの悪しき辛さで繋がれるわれら弱くて強き繋がり

10月に選歌された歌を選歌してくれた選者の名とともに記事にするようにします。乞うご期待。(笑)