『月刊ヤングコミック』(少年画報社) 1990年代作品 4~6ページを14回連載
1990年代、日本の若い女性は結婚相手に“三高”を求めていた。『高学歴』『高収入』『高身長』の三つである。
サラリーマンの与目 嵯峨史(よめ さがし)は弁当を食いながらそんな雑誌の記事を後輩のチビ・デブ・メガネでネクラの尾宅に「おまえは全部ダメだな」とキッパリ言い切っていた。「そんな…先輩だって…」
「いや、俺も他の二つはダメだけど…身長だけは合格さ!」と勝ち誇ったように立ち上がる。それもそのはず、与目くんの身長はなんと、2メートル33センチもあるのだ! 合格っつーより、高すぎるんである。おかげで立ち上がった際に天井をぶち抜き、上の階の非願手商事の床をぶち抜いてしまった。
与目くん、身長はともかく、四流大を6年もかかって卒業したり、身長以外はパッとしない青年。そんな彼も29歳、そろそろお嫁さんがほしいと思う毎日。しかも「最低でもこいつにだけは負けないはず…」と楽観していた尾宅にも、先に知り合ったはずの自分をさしおいて若くかわいいOLをとられてしまう始末。
そろそろ焦ってきた与目くんだが…。
毎回マドンナが現れ、フラれまくるという“寅さん型”のマンガ。夏には双子の巨漢ジャイアント木村兄弟と男三人で海水浴に行くのが定番になっていた。なお尾宅くんは後の『かわゆい! ゆい先生』のレギュラーである尾宅と同一人物とみられている。
全14話中、第8話の『ゲレンデに雪男あらわる? の巻』が一番の名作だとおもわれる。
あれから十数年。与目くんは、いやそれよりも、“三高”を求めていた現実のOLたちはどうなったのでしょうか…?
1990年代、日本の若い女性は結婚相手に“三高”を求めていた。『高学歴』『高収入』『高身長』の三つである。
サラリーマンの与目 嵯峨史(よめ さがし)は弁当を食いながらそんな雑誌の記事を後輩のチビ・デブ・メガネでネクラの尾宅に「おまえは全部ダメだな」とキッパリ言い切っていた。「そんな…先輩だって…」
「いや、俺も他の二つはダメだけど…身長だけは合格さ!」と勝ち誇ったように立ち上がる。それもそのはず、与目くんの身長はなんと、2メートル33センチもあるのだ! 合格っつーより、高すぎるんである。おかげで立ち上がった際に天井をぶち抜き、上の階の非願手商事の床をぶち抜いてしまった。
与目くん、身長はともかく、四流大を6年もかかって卒業したり、身長以外はパッとしない青年。そんな彼も29歳、そろそろお嫁さんがほしいと思う毎日。しかも「最低でもこいつにだけは負けないはず…」と楽観していた尾宅にも、先に知り合ったはずの自分をさしおいて若くかわいいOLをとられてしまう始末。
そろそろ焦ってきた与目くんだが…。
毎回マドンナが現れ、フラれまくるという“寅さん型”のマンガ。夏には双子の巨漢ジャイアント木村兄弟と男三人で海水浴に行くのが定番になっていた。なお尾宅くんは後の『かわゆい! ゆい先生』のレギュラーである尾宅と同一人物とみられている。
全14話中、第8話の『ゲレンデに雪男あらわる? の巻』が一番の名作だとおもわれる。
あれから十数年。与目くんは、いやそれよりも、“三高”を求めていた現実のOLたちはどうなったのでしょうか…?