ブログぼおりゅう♥りき 傍流にも力あり

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当ブログで公開中の『青春ゴリラ』の進化形! うろおぼえマイマンガ『大青春! ゴリゲン先生』

2012-03-23 12:20:32 | うろおぼえマイマンガ
 『コミックビイ!』(光文社) たぶん1990年作品 全24ページ

 ゴリラそっくりの五利 源一郎(ごり げんいちろう)は少年時代から日本テレビの青春ドラマに憧れ続けていた。ようやく念願の高校教師(私立・好色学園)になったのはすでに29歳。当時の感覚でいうと“おっさんの始まり”くらいだが、本人は「ギリギリでいまだ青春の中にいる!」と信じていた。
 感慨無量のゴリゲン先生の初日、校門の前でいきなり「邪魔だぜオッサン!」とスケ番の座剣 奈代(ざけん なよ)に顔面蹴りを食らわされる。オッサンと呼ばれてムッとするゴリゲンだが、相手はアブナい顔をしているので「すんまっせん、すんまっせん」と地面に穴があくほど勢い良く何度も土下座して謝る。そのとき
「暴力をふるっちゃダメじゃないか奈代くん」とたしなめたのは度の強いメガネをかけた生徒会長のマジメダくんであった。なぜか“社会の窓”からさりげなく横チンを出している。スケ番の奈代はたちまちなよなよっ、とおとなしくなった。
「不良がいれば真面目な生徒もいるのが学園だよな~」と感動するゴリゲン先生。
 が、奈代がおとなしくなったのはマジメダくんの横チンにかぶりついていたからであった。「ダメだよ、こんなとこで」じゃあ最初から横チンなんか出すなって! 二人は仁王立ちFの体勢のままマジメダくんが「歩きにくいな~」と言いながらも去って行く。君より歩きにくいのがしゃがみながら後ずさりしていく奈代だって!
「優等生も時代とともに変わるもんだな~」とヘンな感心をするゴリゲン先生。「ま、不良生徒も学校には1人か2人しかいないだろう。心を裸にしてぶつかればきっと気持ちが通じ合うはずだ」と校舎へ向う。
 ところが不良生徒は1人や2人ではなく、マジメダくん以外の全員だったのだ! 思えばこの頃は不良系マンガが流行った時代でしたな。ワシのマンガは流行らなかったけど。
「こんな連中相手じゃとても体がもたない。青春教師になる夢はキッパリあきらめよう。夢は夢のままにしといたほうが幸せなんだ!」と自分を納得させて走り出すゴリゲン先生。
 しかし、彼を呼び止める2人の姿があった。校長先生と、もう1人。校長は『青春ゴリラ』でも出て来たあの人だが、この作品ではただ温厚なだけでなく、なぜか“社会の窓”から横チン…ではなく「校長」とデカデカと書いてあるふんどしの先っぽを垂れ下げている。明らかにフツーではないが、ゴリゲンの目はそれに気付かず、もう1人の人物に向っていた。「吉永あゆみです」と名乗るその人物は一見、『青春ゴリラ』の神取先生以上の美人…におもわれたが、よく見ると『ミスター』のような青々としたヒゲが…!
 そんなこんなで学校をやめそびれたゴリゲン先生は、嫌々ながらも教室へ向う。しかしその途中ではいたるところで“不純異性交遊”が繰り広げられていた。未だ“素人童貞”のゴリゲン先生、面白くないことこの上ない、が、当然、見て見ぬフリをして教室へ。
 教室でもあっちこっちで生徒たちがけしからんことをしているが、交遊異性のいない生徒たちから自分へのイジメでゴリゲン先生はそれどころでなかった。このへんはおおむね『青春ゴリラ』と同じである。
 生徒にぶっとばされ、奈代にぶつかってしまうゴリゲン先生。すぐに土下座してあやまる。が、なぜか奈代も“土下座状態”になっている。しかも気持ちよさそうな顔である。そのすぐに後ろにはマジメダくんの姿が! こ、これっていったい…
 
 これから先は、あまりにもとんでもないことになっていくので、とてもここでは書けない。しかし、マジメくんの“努力”の甲斐があって、どうしようもない不良たちが、ある“行為”をしながらではあるが、ゴリゲン先生の授業を真面目に受けることになるのである!
 そして最後の最後にゴリゲン先生は、ある“選択”を強いられることになるのだが…。

 『青春ゴリラ(旧題名・これでも青春だ!)』の“進化形”作品。マジメくんはどう見ても『どすこい! オシシ部屋』の不江内くんと同一人物である。執筆はこちらの方が先なので、マジメダくんが不江内くんを演じたことになるのかも…。
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幸運のキカイシリーズ5・完結編 コーウンのあと…

2012-03-23 11:05:10 | 畑えもん通信/野菜と果実・花・たまに動物
 耕耘機の刃? に絡まっていたサツマイモのつるを取り除くと、山のようになりました。
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