学生の頃住んでいた町での話。
駅前の道で、白い杖をついた男性が、路駐の車にぶつかって転んだ。ケガもなく男性はすぐに立ちあがったけれど、転んだことで方向を見失った様子だった。
学校に向かう途中だった私は「どちらへ向かいますか?」と声をかけ、男性の体を進行方向に向け直す手助けをし、
「それじゃぁ」
「ありがとう」
「いえいえ」
といった感じで別れた。
それから数日後、同じ位の時間に駅前でその男性とすれ違った。
ふつうに「こんにちは」
と、あいさつしたら
「あ、先日の方ですか?その節はどうもありがとう」
と、普通にあいさつが返ってきた。
それからも、時々会うと
「こんにちは」と声をかけ
「学校ですか?行ってらっしゃい」
などと一言二言交わして別れていた。
あの男性、どうしてるかなぁ?
何も感じてなかったけれど、声だけで私の事、覚えててくれたんだよな…。
真っ赤な髪に派手な格好でピアスした若い娘を、ため息まじりに避けてとおる大人も多かったなか、見た目を一切排除して接してくれてた数少ない大人だったのかもなぁ…。
髪の色や、目の色、皮膚の色、障がい、ことば、生まれた場所、宗教…見た目も、考えもみんな違ってあたりまえ。自分がすべてじゃない…って本当は誰しもわかってるんじゃないのかなぁ?
あたりまえが、あたりまえであることの難しさを、何となく思い出した。
昨日のTwitterでのやりとりからブログまで、拝見して。賛否あれど、やはり発信し、行動し続ける乙武さんのような方はすばらしい。忘れかけてた大切なことを、少し思い出せた気がします。
ありがとう。
乙武洋匡さんブログ。
駅前の道で、白い杖をついた男性が、路駐の車にぶつかって転んだ。ケガもなく男性はすぐに立ちあがったけれど、転んだことで方向を見失った様子だった。
学校に向かう途中だった私は「どちらへ向かいますか?」と声をかけ、男性の体を進行方向に向け直す手助けをし、
「それじゃぁ」
「ありがとう」
「いえいえ」
といった感じで別れた。
それから数日後、同じ位の時間に駅前でその男性とすれ違った。
ふつうに「こんにちは」
と、あいさつしたら
「あ、先日の方ですか?その節はどうもありがとう」
と、普通にあいさつが返ってきた。
それからも、時々会うと
「こんにちは」と声をかけ
「学校ですか?行ってらっしゃい」
などと一言二言交わして別れていた。
あの男性、どうしてるかなぁ?
何も感じてなかったけれど、声だけで私の事、覚えててくれたんだよな…。
真っ赤な髪に派手な格好でピアスした若い娘を、ため息まじりに避けてとおる大人も多かったなか、見た目を一切排除して接してくれてた数少ない大人だったのかもなぁ…。
髪の色や、目の色、皮膚の色、障がい、ことば、生まれた場所、宗教…見た目も、考えもみんな違ってあたりまえ。自分がすべてじゃない…って本当は誰しもわかってるんじゃないのかなぁ?
あたりまえが、あたりまえであることの難しさを、何となく思い出した。
昨日のTwitterでのやりとりからブログまで、拝見して。賛否あれど、やはり発信し、行動し続ける乙武さんのような方はすばらしい。忘れかけてた大切なことを、少し思い出せた気がします。
ありがとう。
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北欧で感じた「新しい世界」 | 乙武洋匡オフィシャルサイト