弁護人安田好弘さんの講演(2006/6/19)から。
メルトダウンする司法
よく言われるんですけれども、大津事件ではロシアの皇太子を狙撃しようとした者に対して死刑にするようにとたいへんな圧力がかけられたのですが、裁判官はそれをはねのけて、日本の刑事司法を守り抜いたとされています。それは、私たちのあるべき姿として語られてきました。つまり感情とか政治的な要求あるいは世論の動向には一切影響されること . . . 本文を読む
『2006 年報・死刑廃止』特集“光市裁判 なぜテレビは死刑を求めるのか”光市最高裁判決と弁護人バッシング報道 安田好弘 〔4〕重罰化に向けて一気に踏み出した最高裁判決 メルトダウンする司法
■重罰化に向けて一気に踏み出した最高裁判決 それで今回のことになるわけです。検察官が量刑不当を理由として上告までするというのは基本的にはないんです。永山則夫さんのときが第 . . . 本文を読む