青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

青バスに乗る(12)

2016-08-13 21:00:00 | 日記


皆様、こんばんは。
事務局です。

13日の一宮市内は、きびしい暑さが続いていますが、体か慣れたのか、以前のように暑さを感じなくなりました。

本日の寺西は、作業がないため(※)、組み立てレイアウトのボード製作をおこないました。

※寺西はお盆休み中でございます。

今日から4枚目の製作に入ります。

帰郷された方から、寄贈がございました。

Nゲージサイズのトラック各6台です。

外箱なしの中古品です。



レイアウトに情景が付けられるようになった時に、使用させていただきます。

ありがとうございます。

ここからは、通称「青バス」の乗車会に参加したお話の続きです。

「青バス291号」は、雨晴海岸で、JR氷見線の列車を待つため、国道415号線の旧道で停車中です。

雨晴海岸は、砂浜と海水がきれいなこと、岩礁あり、砂浜あり、青松ありと、変化に富んでいます。

下の写真は、氷見線観光記念券です。



皆様は、大伴家持(おおとものやかもち)という、奈良時代の歌人はご存知ですよね。

「万葉集」を編纂された人、と言われています。

最近、古典の授業で、「おおばんいえもち」と読んだ生徒がいた、というお話を、ある先生から聞きました。

大伴家持(大伴さんは土地・建物共に所有)は、受験の時に使ってくださいね。

家持はこの海岸を見て、歌を、数多く詠んでいます。

その中から1首です。


立山に
降り置ける雪を
常夏に
見れども飽かず
神からならし

(訳1)眼前には、万古の雪をいただいた立山連峰が、神々しく、そびえ立っていたる。

(訳2)立山に降り置いている雪は、夏のいま見ても、見飽きることがない。神の山だからに違いない。

※大伴家持(巻17-4001番)


下の写真は、氷見線観光記念券です。



家持は越中(えっちゅう)赴任5年間に、223首の歌を詠んでいます。

赴任?

家持は、どうして越中にいらっしゃったのでしょうか?

大伴家持は都で、今でいう官僚のお仕事をされていました。

※貴族でしたが、武門の家で高級官吏(かんり)だったそうです。

746(天平18)年、家持が29歳の時、国守(※)として越中に赴任するように、と命令が出ます。

※正式には越中守です。

華やかな都(平城宮・奈良)から一転、ひなびた、冬は厳冬になる北国(ほっこく)に下った家持でしたが、歌人であったことが幸いしたのでしょう。

越中の雄大な自然と風土が、作歌意欲をかきたてたようで、生涯作った歌の半数が、越中赴任時に作られています。

青バスは、氷見線の下り列車と並走します。



並走したのち、JR雨晴駅前の私道に停車して、簡単な撮影会をおこないました。

撮影会が終わると、駅出札口に行き、入場券を買い求める参加者がいました。

寺西も入場券を購入しました。



入場券は、硬券(厚紙を使った切符)ではありませんでしたが、良い記念品になりました。

次回に続きます。

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