青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

青バスに乗る(18)

2016-08-22 21:00:00 | 日記


皆様、こんばんは。
事務局です。

22日の一宮市内は、引き続き、きびしい暑さが続いています。

今日は朝から夕方まで、本町通りや市役所付近では、「警察展」という、警察のお仕事を紹介するイベントが開催されました。

終日、たくさんのお子様で賑わっていました。

本日の寺西は、来客対応と縫製作業でした。

ここからは、通称「青バス」の乗車会に参加したお話の続きです。

青バスは、高岡市伏木地区付近を走行しています。

上の写真は、勝興寺(こうしょうじ)様本堂内にそびえ立つ、巨大ロウソクです。

巨大ロウソクで思い出しました。

もう1つ、伏木といいますと、駅から勝興寺様に行く途中にあります、「旧伏木測候所」です。

下の写真は、勝興寺様の本堂内です。

巨大ロウソクが2本、左右に立っています。



※たいへんに由緒がございます、勝興寺様は、どこかでご紹介しますね。

数年前から、建物の改修作業がおこなわれています。

1883(明治16)年、回船問屋を経営されていた、藤井能三(ふじいのうそう)を中心とした有志により、伏木燈明台(とうめいだい※)の一室に、日本初の私立測候所として設置されました。

※記録では、小矢部川(おやべがわ)の河口左岸堤防付近にあったそうです。

業務が増えたことから、移管請願を受けて、運営が富山県に変わり、県営測候所に。

移管後も業務量が増えつづけ、加えて、施設内が狭いために、観測器械の設置が難しくなり、有志の寄付によって、臥浦(ふしうら※)地区に新しい施設を建設していただき移転。

※記録によると、越中国府駅東側(当時は駅はありません)の海岸近くになります。

移転先が海岸の近くであることから、建物の老朽化が早く、度々、自然災害に遭ったそうです。

激波により、建物が壊されたり、観測器械がさらわれたりの被害に。

激波を避けるため、再度、移転となり、現在の古国府(ふるこくふ)地区に、モダンな洋風建築風の施設を新築して移転。

途中運営は、1939(昭和14)年に中央気象台に移管され、気象観測が続けられました。

1998(平成10)年、合理化により、無人化されましたが、のちに敷地内に「アメダス」が設置され、現在は、伏木特別地域気象観測所と呼ばれています。

無人化後、測候所の建物は、「高岡市伏木気象資料館」として解放されました。

気象に興味がございましたら、訪れてみてください、と書きたいところですが、資料館は来年2月まで、改修工事が行われており、入館できません。

テレビをご覧の際、天気予報で、アメダス観測表示の画面が出る時があります。

富山県を観ますと、「伏木」の文字を確認することができますね。

大橋を渡った後は、貨物線の踏切を渡り、能町信号交差点を左折して、万葉線に沿って、六渡寺(ろくどじ)駅方向に向かいます。

連続して冷房を使用している、外気温が上昇していることから、冷房装置の働きが悪くなりました。

途中で、冷房装置の電源を落とし、昔ながらの、窓を全開しての乗車会になりました。

窓は懐かしの、上段下降、下段上昇のユニット窓です。



昔はふつうに、電車の窓にも採用されていたユニット窓は、知らぬ間に、過去の遺物のようになってしまいました。

窓を開けますと、車内を置いてあります、軽い物が、風にあおられて飛んでいきますね。

途中、万葉線の路面電車と並走しました。

六渡寺(ろくどじ)駅周辺には、昔、貨物線の引込線がたくさんあったそうです。

引込線跡をバス内から見学しました。

地元の方に説明していただけると、知識が豊富になりますね。

庄西町信号交差点で、国道415号線に入り、新庄川橋を渡ります。

伏木から続いた工場地帯とはお別れになります。

進行方向右側の車窓には、万葉線の鉄橋が見えます。

橋を渡ると、射水(いみず)市(旧新湊市)に入ります。

国道415号線と別れ、県道235号線、県道350号線を通って、「きっときと市場」様に到着しました。

下の写真は、駐車場で駐車中の青バスです。



引退後、港に留置されています、帆船の海王丸がよく見えます。

次回に続きます。

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