相模原市のカヌマミュージックスクールです。
“Y君(30代)”のこと。
彼は ラブソング が大好き。
でも“まちがえまい”と歌うのに精一杯。
そのときの歌は 織田哲郎の「いつまでも変らぬ愛を」
ご存知ですか?・・・少し懐かしめ
せっかくの 愛のことばも棒読み状態。
むなしく響くだけ。
そこで「目の前に好きな人がいると思って歌ってごらん」と言うと
「女優さんでもいいですか?」と彼。
「ok ok]
そして歌いだしました。
なかなか気持ちが乗ってきません。
ところが ある瞬間から気持ちが入ってきて
“メロディ主役”から“ことば主役”になり
歌い終ったY君。
「あー、気持ちよかった」
聴いている こちらにも伝わってくる歌でした。
「一体 誰を想像したの?」と聞くと 彼は
「好きな女優さんが何人かいて、一人ずつ、目の前に
現れては消え、現れては消えていた時、“松嶋菜々子”が
目の前で微笑みかけたとたん、グッときました。」
ラブソングはメロディに合わせて ただことばを並べるより
誰かを想い、歌いかけてみるのがよいでしょう。
ここでワンポイント。
歌は覚える時は“メロディが主役”ですが
覚えたら“ことばが主役”でなけりゃ、
気持ちが入りませんよ。