姉妹都市・友好都市というのは、自治体に住まうその市民にとって世界と繋がる窓である。
先記事で、*もみじ ブリティッシュ・コロンビア州、クートニー・バウンダリー地域のネタを書いた。
自分はこんなマニアックな町を知るわけがなかったのだが、旅のラジオで姉妹都市のネタが出た
そのついでに、一応、自分の居所の姉妹都市・友好都市の類をググる。
自分の居所である相模原の友好都市は、中国 江蘇省 無錫市🇨🇳
もみじ オンタリオ州 トロント市🇨🇦
である。
先記事の、もみじ ブリティッシュ・コロンビア州 トレイル市🇨🇦は、かつての友好都市だったが、トレイル市側から一方的に解消された。バウンダリー地域については、トレイル市を検索したら、クートニー・バウンダリーという名前が出てきた。
トレイル市はもみじ西部に位置する。
相模原とは、本州の内陸部に位置する地方自治体である。
神奈川県に属するが、市民の住感覚としては横浜・川崎や湘南・横須賀や県央など神奈川県の他地域よりは、甲信の方が近い。東京近郊のベッドタウンというよりは、地方都市の色が濃い。他の神奈川県の地域とは世界観全く異なる。
気候は“寒温帯”に属すると言われている。(芝生などが寒地型のものが植えられている)相模原は東京多摩地域(八王子、あきる野、青梅、奥多摩は除く)より標高が高く、山岳地帯もあるが、大部分は平原である。風通しが良く、苔なども定着困難らしく、ブロック塀や凹凸のある塀や石垣などに生えていない。(地面の土のある場所には、草のように生える)民家の庭の石の上にも苔を見ない。逆に、温暖湿潤な場所での自生例が少ないと言われる外来種の“セイヨウトゲアザミ“がだだっ広い野っぱらに蔓延っている。
昔は水を得るには井戸を掘る以外無かった為、相模川沿岸以外は、稲作が困難であった。現在でもそこ以外に水田は無い。温暖で米の二期作可能な県内の他地域とは気候の隔たりが大き過ぎる。そこら辺のだだっ広い畑には、桑や蕎麦やゴボウがたくさん植えられている。そして畜産や養鶏が盛んである。乗馬クラブも多い。工業も盛んである。しかし酪農家は見た事がない。畜産家当事者以外は“家畜”というものが身近な存在ではない。
丹沢山塊⛰️は相模原の平原からは40kmぐらいで割と近い。丹沢山塊までは平坦で視界を遮るものが何も無いため、アルタイ山脈を想起させられる。相模原で知名度が高いものといえば、JAXA。相模原市の領土は米軍占領地が多い。横浜の人から“サガミっぱら”と呼ばれていたらしい。
雪雲❄️が甲信まで掛かってるときなどは、沿岸部が快晴でも相模原はパウダースノーだったりする事がよくある。相模原は冬は厳寒だが、夏は涼しい気候であった。しかし近年の酷暑により、フェーン現象で沿岸部より暑くなっている。夏は石焼きビビンバが出来るようなジリジリとした暑さだ。東京などの、しっとりとした肌に優しい蒸し暑さが好もしい。
“潤水都市相模原“が指すのは、ダムのある山岳地帯と、相模川沿岸部である。
個人的には、相模原の気候はトルコみたいだなーと思う(行ったことはないが。)
(*トルコといっても場所による。それに何故トルコにアルタイ山脈あるねん??)
セイヨウトゲアザミは、トルコにもたくさん自生しているらしいので“トルコアザミ”でも良いと思うが。
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2016年7月31日、もみじのトレイル市との友好都市提携を31日付で解消した。同市から3月に提携解消の申し入れがあり、検討を重ねてきた。同市は人口約8千人。旧津久井町と1991年に友好都市となり、2006年の合併により相模原市が引き継いでいた。
市シティセールス・親善交流課によると、トレイル市にいる相模原市の代理人を通じて、マイク・マーティン市長から「トレイル市のような小規模自治体で、交流にかかる将来の財政負担を考慮し、市議会として交流終結の意向を決定した」と連絡があり、6月には同内容の書簡が届いた。これに対して同意する書簡を送ることで、正式に提携解消とすることで合意したという。
相模原市の海外友好都市は、もみじ・トロントと中国・無錫の2市になった。
《抜粋:カナロコ》
市町村合併によって、互いの自治体の釣り合いが取れなくなり、破局ということなのかも知れない。超旅ラジオでも姉妹都市・友好都市とはマッチングサイトのようなものと言ってる。
もみじトロント市と相模原市の友好都市関係も少々ややこしい。トロント市とはもみじ東部にある巨大都市。
相模原市は、1991(平成3)年5月31日に当時のスカボロー市と友好都市を提携しました。その後、スカボロー市は、1998(平成10)年1月1日にトロント市を含む近隣5市と合併し、新トロント市になり、友好都市関係が引き継がれました。
《引用:相模原市公式サイト》
トロントとは友好都市提携33年。正確にはスカボロー市と提携を結んだ。スカボロー市は逆に市町村合併をされた方だ。トロント市などという超メガ都市と、地味な農作物と畜産・養鶏と工業は盛んだが、米軍占領地の多い(JAXAはある)こんな相模っパラという滅茶苦茶寒い🥶地方都市が釣り合いが取れるとは到底思えないが、破局はしていない。相模原市にはスカボロー市ぐらいで丁度良い。それ考えると、もみじ西部のトレイル市ってどれだけ小規模な自治体なんだ?と思う。多分旧津久井町と同規模だと思う。
これ調べるまではトロントがフロリダにあると思っていました。北米の地理に余りにも詳しくないのですみません。
場所によってはトルコの冬の方がトロントより厳しいかも☃️緯度的にはそんなに変わらん。
*スカボロー市はトロント郊外といった感じで、多摩地区のような感じである。ま、東京近郊多摩と相模原もだいぶ隔たりがある。(何度も言うが、まだ行った事がない。トロントという大都市と郊外を繋ぐMetro LINXのGO Transitの4K動画でスカボロー駅を通過したものを閲覧しただけ)
もみじと相模原、領土問題で非常にややこしいので頭が混濁する。
これを図にしろと言われると難しい
合併 友好都市
相模原市→津久井町🩷トレイル市
→財政難により、トレイル市による一方的な関係解消
合併 友好都市
トロント市→スカボロー市🩷相模原市
→関係継続
解消する前はもみじ🍁2個になってた
国家の興亡盛衰が目に見える
クシュタール汗国→7&i の状況を考えると頭痛い。
相模原市のもうひとつの友好都市は、中国 江蘇省 無錫(ムシャク)市。1985年(昭和60年)10月に友好都市を提携し、今年で39年を迎えた。
この間、約4,900人の人が相互に訪問し、文化・教育・スポーツ・経済などの幅広い分野で交流を深めています。無錫市は、中国江蘇省の東南部に位置し、気候は相模原市とほぼ同じです。常住人口は約749(戸籍人口は519)万人(2022(令和4)年)で、江蘇省を代表する都市の一つで、工業が盛んなほか、米や生糸の産地としても有名です。
《抜粋:相模原市公式サイト》
ここが相模原市の友好都市としてはメインである。まともに交流をし、約40年も続いている。
超旅ラジでも言うように、友好都市・姉妹都市とは「共通点が多い」と書く自治体が多い。相模原市も「気候は相模原市とほぼ同じです。」と書いている。工業が盛んなところなどは共通している。
相模原市の人口は2024年時点で71万。中国とは比較にならないが、相模っパラと長年付き合って頂いている事に感謝。
無錫市は、「太湖石」という奇石を産出し、歴史的な城壁都市である。典型的な江南の水郷であり、水産物が豊富で、古来「魚米の郷」と呼ばれていた。
《抜粋:Wikipedia》
市町村合併などの複雑な領土問題に巻き込まれていないという事も、長続きする事の秘訣だと思う。
超旅ラジオの内容では、エビとカニの水族館で有名な“和歌山県すさみ町は、ボスニア・ヘルツェゴビナのイェゼロ市と姉妹都市提携をしている。”と言っている。
両自治体が姉妹都市となったきっかけは、シニシャ・べリャン駐日ボスニア・ヘルツェゴビナ(BH)大使が2022年にすさみ町を訪問された事による。イェゼロ市は、*スルプスカ共和国という未承認国家にある。
《抜粋: Yahoo検索結果》
《スルプスカ共和国: ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦を構成する自治体の1つで、旧ユーゴスラビアに住んでいたセルビア人、クロアチア人、ムスリム人の主要3民族のうち、セルビア人を主体とした共和国となっている。
「スルプスカ」の意味は、「セルビア人」を現しているため、「セルビア人共和国」と呼んでも良いのだが、隣国の「セルビア共和国」と明確に区別するため、主に「スルプスカ共和国」と呼ばれることが多い。》
《引用: 多言語翻訳 Samurai Global〜多言語のススメ〜》
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の結果出来た自治体である。
未承認国家と姉妹都市提携。。。羨ましいんですw
旅ラジは、東北の東日本大震災の被災地の自治体と、アメリカ西海岸のある自治体が姉妹都市提携しているとも言っている。
理由は、海流で繋がっているから。被災した時に流された物が米国西海岸に漂着してしまった。その繋がりで姉妹都市提携が始まった。心の傷を舐める親友のようだ。
“海流の繋がり”そういう考えもあるのか。まあ、なんとも。そういう着想には至りにくいので斬新だった。
“麻布十番”とアゼルバイジャン。ダジャレか。そういう繋がりもありか。
こんなのはどうか。モンゴル国ダルハン市と大元集落の提携。「ダルハン」の意味は「鍛冶屋」。大元集落の、行政的な日本語での現実のこの地区の地名の意味は「鉄を量産する場所」という。
意味が似ているという繋がりで提携するのはどうか。モンゴル繋がりで「鉄」繋がりで提携。
大元集落は蒙古系民族が定住させられている集落である。自治体でも何でもない*周縁集落である。
未承認国家や、ロシア連邦アルタイ共和国などの“共和国”の自治体。〜自治区。〜自治管区。モンゴル。トルコ。北欧のラップ人主体の自治体。旧ソ連。東欧。中東。グリーンランド。もみじの先住民主体の準州。アラスカの先住民主体の自治体。アフリカ。ブータン。インド、ネパール、パキスタン、アフガン、イランなどの姉妹都市・友好都市の提携やってる自治体が非常に羨ましい。そういう場所はよほどの縁に恵まれない限り、自分で追うしかない地域である。
私カルガリーがピンで友好関係を自治体と提携するなら、ロシア オレンブルク州 カルガリー市とやっても良いのかも知れない。同じ名前繋がりだから。
現在自分と向き合っている国は、ネパール🇳🇵ベトナム🇻🇳 インドネシア🇮🇩 モンゴル(大元ウルス)🇲🇳 もみじ🇨🇦 中国🇨🇳 クシュタール汗国 - v@ アメリカ🇺🇸
ここまで自分の向き合っている国を明かすと、個バレしそうである。
ネパール人、ベトナム人、インドネシア人は、自分の職場で多く働いている移民。
モンゴル(大元ウルス)。大元集落と向き合う事で、かつて存在した元帝国と向き合う事になる。大元集落と自分との繋がりはないが、この集落の人民は、元帝国の末裔である。この集落と出会したことに感謝しているが、どちらかというと自分からモンゴルの背中を追う事の方が多い。
アメリカ。これは、相模原市が米軍占領地を多く抱えている事による。言うまでもなく、これは“外圧”である。
クシュタール汗国。これは、アリマンタシォン・クシュタールというケベック州に本社を置き、世界29カ国・地域でコンビニエンスストアやガソリンスタンドを展開するグローバル企業であり、国でも何でもない。
しかし、買収を繰り返し、多数の企業を服属させ(傘下にする)膨大化していく。領土を拡大し、人を取り込む、とある大帝国と酷似しているようにも見えた。クシュタール汗国は、国民国家というより主権国家の色が強い。民は隷属民となり、労働を搾取される。傘下となった企業の人たちを上手に働かせると思う。
クシュタール汗国は傘下となった企業や、その企業の財産を、主権者である一族で均等に分配。傘下となった企業の分だけ、クシュタール汗国は潤う事になる。そのような会社のやり方が、汗国(ハンコク)と言われる遊牧国家の運営のし方に酷似している。
アラン・ブシャール(Alain Bouchard)というクシュタールの創業者兼実業家をなに可汗(*カガン)
《可汗:皇帝の意味》
と名付けようか?と考えている。実際彼は、皇帝の座に君臨している。
自分の働いている会社は、7&iの関連企業である為、この件は非常に深刻である。
この記事を振り返って、一方的な関係解消、領土問題、紛争、大震災、周縁集落、移民問題、米軍占領地、服属提案、隷属、搾取…..
と、数多くの不穏と向き合っている事に気づかされる。自分の働いている会社は、移民と外圧に晒され職場全体が非常にピリついている。
選挙戦でどの党も”移民“と”外圧“の問題に触れない。今回の選挙は裏金問題に特化されてたと感じる。いつまで内向きな裏金の話するのか。円安は外圧が原因だ。米国による金融操作が原因で円安になった。円安が原因で更にまた、様々な所からの外圧が増える。
自分はアメリカという国がどうしても好きになれないし、トランプも厭だが、トランプ氏の言う事が理解出来るようになって来ている。氏の暴言や失言に目をつぶれば、移民問題について語るトランプ氏の方が、いつまで経っても裏金追求するより遥かにまともな気がする。
長文のご精読ありがとうございます😭
おまけ
スカボローを通るGO Transit
(以下GO鉄とする)
・GO鉄 Stouffville線
動画の16:00頃、スカボロー駅通過。
トロント中心部Union Station (多分、労働組合駅という意味ではない)から終点Lincolnville駅まで49.6km
・GO鉄 Lakeshore East 線
(以下湖岸東線とする)
この動画は各停。
動画の41:40頃、スカボロー駅停車。
トロント中心部Union Station から終点Oshawa駅までは50.5km
これのどこが多摩じゃ〜!!!
湖岸東線の終点のOshawa駅あたりのが、スカボロー付近より相模原らしい。
この沿線の景色は、外国のものとは思えない。トロント中心部に近づくにつれて、ここは日本ではないんだなーと感じるが、郊外、さらに田舎へ行くにつれて相模線の一角などのような雰囲気になり親近感が湧く。しかし社会構造や様々なシステムや慣習は全く異なる。YouTube 切り取りマジックに掛かってるのかも知れない。実際に行ってみると、親近感も既視感も懐かしさも全く無いのだろう。
しかし飛行機で13時間もかかる地球の裏側なのに車窓が似ているというのは不思議である。日本に洋風な戸建てが増えたことにより、トロント近郊の車窓に近づいてしまったことも考えられる。大都市近郊というものは、世界中どこもそんなに景色変わらないのだろうか?
ひとつ考えられるのは、相模原が、米軍基地を中心に、北米風に土地が区画整理された事。アメリカン・スタンダードに基づく国土改編。米国が侵食して来ている。その上日本人市民が、近年流行りの北米人が住むデザインの戸建てに建て替えた事で、より北米化してしまった。もみじの郊外よりアメリカの郊外の方がもっと相模原に似ているのかも知れない。基地外な話だ。銃や覚醒剤も基地を拠点に出回っている可能性もなくはない。我々日本人は、米国の脅威を考えながら生活しなければいけないのだろうか?
政治家はダメだな。こんな事全然考えてない。
汗国と米帝国と移民の害悪の板挟みになっているうちの会社は、どう考えているのだろう?三面楚歌。脅威だらけだ。
更におまけだが湖岸東線沿線にAjaxという駅がある。エイジャックスと読むが、ここはSUM41のデイヴ氏の出身地である。
SUM41が契約した場所はトロントなのでこのバンドはトロント出身という事になっている。SUM41には、もみじ国人民が2人、トゥバ人が2人、アメリカ人が1人。計5人。昔スティーブというメンバーがいたが彼もトゥバ人である。
《SUM41 デイヴ・ブラウンサウンド氏 転載: デイヴ氏のインスタ》
*もみじ: Canada
*周縁: 文化人類学用語では「中心から排除されたり、軽視されたりする存在」と定義され、経済学では「周縁は中心から経済的に疎外された地域や国を指すことがある。」文学では、周縁は「社会の規範から外れた人物や集団を表現するために使用されることがある。」この集落は、文化人類学的にも経済学的にも文学的な意味でも、全てにおいて“周縁”に当てはまる。