斑爾里(カルガリー)ちゃんねる

平和ボケのただの日本人が、中央アジアのネタと、日本に残る遊牧遺構の記事など書いた。

営地探し、他のやり方

2024年02月16日 | 自己満

カネディアン🔱牧民🐄の冬営地探しをしている。

 

その手法は、モンゴル本国🇲🇳にいる牧民の営地選択方法についての論文を読み、それに沿った条件の場所を実踏している。

 

しかしそれらの文献はモンゴル本国が舞台であり、日本に移住したカネディアン🔱にはあまり当てはまらないという事が分かった。

 

何故ならモンゴル本国と日本では、余りにも気候による植生の違いや、地殻変動や地層による地形の違いがあり、また、社会的諸条件の違いにより当てはまらないのである。

 

文献のモンゴル本国牧民の舞台は、主にゴビ(砂漠)地帯である。

 

今後も、もみじクッキー🍁の葉先である、山間部の川沿いの低地を歩き回り、石囲いの跡やオボー跡(天神祠)を探すつもりだが、文献以外にも考慮に入れたいものが出て来た。

 

それは、現在「キャンプ場になっている場所」である。

 

「宿営地」を英訳すると「camp」とあった。

 

キャンプの意味は、宿営地の他にも駐屯地のような軍事的意味合いもある。

 

キャンプ座間などは、米陸軍の駐屯地である。

 

英訳で宿営地だから「キャンプ場」探そう!

 

というのは短絡的に思えるが、キャンプ場側も理由あって固定のキャンプ場の為にこの地を選んだのであって、そこが適している場所だという事を意味する。

 

現代日本人とカネディアン🔱(400年前のモンゴル人)の考える事は違うが、基礎は同じであると思う。

 

カネディアン🔱は家畜を抱えるので、「草生」や「水」や「家畜の数と草生のバランス」を深く考えている。

 

日本は水が豊富で、植生も豊富で、移動の必要性が無いのではないか?とも考えてみた。

しかし日本は祖国モンゴルとは決定的に違い、放牧に使える土地が極端に狭い。

 

家畜を一年間賄えるだけの一ヶ所のまとまった土地が無い。

 

家畜の数が極端に少ない貧困世帯は、移動せずに賄えるかも知れない。

 

農耕民と棲み分けるために、定住農耕民が居座っていない、耕作に不向きな場所で、震災や崖崩れなどの影響が大きくない安全な場所に限られる。

 

移動しなければ、餌が足らなくなる。放牧地が狭くなれば家畜を減らす為に、家畜を売って金に換えていたのかも知れない。

 

それなら農業をすれば良いという声もあると思うが、カネディアン🔱は絶対に農業などをやりたくはない人たちである。モンゴル人は土を掘る事を絶対に良くない事と考えている。井戸を掘っても移動する前には必ず、井戸を埋め戻す。この考えは移住先の倭国でも変わらない。

 

土を掘り起こさなければならない灌漑用水路の工事や、土を耕す作業を絶対にやりたくはない。固定の住宅も建てたくはない。

 

土、土地を神聖なものと考え、掘り起こす事は土地に傷をつける事だと考える。屠殺の際も家畜の血を土に吸わせて土地を穢してはならないと考える為、土に血を大量に流さない屠殺の仕方をする。「天幕のジャードゥーガル」では、子羊の肺動脈を指でぶった斬って殺していた。

 

殺した後は、血抜きをしない。これも同じ考えである事と、血の味(鉄味)のする黒い肉は美味しいという好みにもよる。

 

以上の事から、カネディアン🔱は従来通り移動型牧畜生活を倭国に於いて行っていたのではないかと考えられる。

 

ご精読ありがとうございます💕

この先暫くはカネディアン🔱のネタが続きます。


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