かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

「阿修羅のごとく」

2008年02月05日 | Weblog
僕はなにげに、作家・向田邦子さんのくされファンなのです。

なぜ”くされ”が付くのかというと、彼女は主として脚本家なのに、
僕は彼女の書いたドラマを見たことがないからです。

書き下ろしの小説や、ドラマの小説化や、エッセイなどの、
活字でしか見たことがない。


彼女の代表作ドラマ「阿修羅のごとく」が、5年ほど前に映画として
リメイクされて、それがケーブルTVでやっていたので見てみました。

ホントは、ドラマ版を見たいのですが、アマゾンで全巻買うお金はないし、
うちの近くのツタヤではレンタルされてないし、なのです。

あ、ちなみに、寺内貫太郎はよくケーブルテレビでも放映されていますが、
イマイチ見る気になれません(笑)
見たら面白いのかもしれませんがねぇ


というわけで、映画化されていたのは知っていたのですが、名作との名高いドラマ版を
見ていないのに、いきなり映画版からはないだろうと、レンタルはしてなかったのですが、
テレビでやってたら見るしかない。


でもやっぱり、元の原作が面白いから、面白いですよ。

映画を見るときに、何を見ているかは人それぞれだと思うのですが、
僕はストーリー/ドラマを見ているんだなぁと思いました。

まぁ、アクション映画となるとまた別なんですがね。


向田さんの魅力は、リアリティを民衆に感じさせるところ、
だと思うのです。
それが本当にリアリティがあるのかどうかは別として。

例えば、「阿修羅のごとく」だと、僕は4人姉妹でもないし、
身近にそんな構成の知り合いもいないけど、たぶん、そんな
感じなんだろうな~という、リアリティ。

そして、特にストーリーが、エンタ的に大団円を迎えたりとか、
文学作品のように人生に深く切り込んで疑問を投げかける、
ということはないのですが、
それでも、どこか、いいよなぁ~という感じにさせてくれる。

いまいちど、文庫本を読み直してみたくなりましたねぇ~


そういえば、中学か高校くらいの長澤まさみが、竹沢家次女の黒木瞳の
娘役で出ていました。
セリフが一言くらいしかないチョイ役だったけど(笑)
そんな時代もあったのね~


(酔)
コメント
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