龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

俺流の子育て

2007年11月12日 | 武道論
地方自治法施行60周年事業・子育て支援シンポジウム「俺流の子育て」に家族で参加。

プロ野球・横浜ベイスターズ所属の工藤公康選手、元サッカー日本代表の北澤豪選手、そして、俳優の藤岡弘、さんをパネリストに迎えて「子育て論」についてディスカッションをするイベントだ。

工藤選手、北澤選手は、身体のサイズもしゃべりも至って普通なのだが、61才の俳優藤岡弘、氏のカラダが一番デカくて存在感とオーラがある。しゃべりだすと重低音の声で「武道とは」「人間の生き方とは」「倫理とは」「道徳とは」と持論を展開。話のスケールが他の二人とは違い過ぎて、藤岡氏が独特の口調で話し出すと内容は大真面目な話なのだが、他の二人も思わず吹き出しそうになって笑顔になってしまう。

北澤選手も「最初のクリスマスプレゼントは、仮面ライダーの変身ベルトでした。緊張してます。」と言っていたが、いま40歳前後の男性は、仮面ライダー直撃世代である。フイクションの中のヒーローなのだが、仮面ライダー・本郷猛=藤岡弘、であり、子どもの頃は憧れていた人間が多いのではないだろうか。その人に力説されたら誰も何も言い返せません。誰も止められません。

午前中のシンポジウムが終わって、午後は3人が、それぞれスポーツ体験型ワークショップを開催。工藤選手が野球、北澤選手がサッカー、藤岡氏が総合武術を指導する。
私は息子と二人で、藤岡弘、氏の「総合武術」に参加。

武道における基本的な立ち振る舞い、礼法について指導を受ける。遥か35年前、まだ幼稚園児、小学生低学年だった頃に憧れたテレビの中のスーパーヒーローが、手を伸ばせば届く距離に目の前に同じ空間にいるのが、信じられない。board

格闘家などの身長、体重は結構サバを読んでいる場合が多いが、藤岡弘、氏の公称身長180cm、体重79kgは実寸だと思う。真正面に陣取って向き合った藤岡氏のカラダは、私とほとんど体格的に変わりない。髪も眉毛も真っ黒、61才という年齢が信じられない。迫力満点である。

指導が終わった後、「幼稚園児の頃からファンでした。」といって握手を求めると
「そぉ~うですか!ハァ!ハァ!ハァ!ハァ!」と言って両手で手を握り返してくれた。

小学生の頃に見た仮面ライダーショーの仮面ライダーは偽モノだったが、今回は本物だ。

夜もテレビでNHKの「昭和のドキュメンタリー」に見入ってしまったが、ノスタルジックな気分になってしまった。

出来ることなら、また小学生の頃に戻りたい。時計を戻せないのだろうか。いままでの経験値を持って、もう一回人生をやり直せたらと空想する。sunadokei




最新の画像もっと見る