龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

言葉の力

2008年11月15日 | 相撲
NHKで「一期一会」という番組をみた。
25歳以下で同年代の対照的な考えや性格の人間を一対一で対面させて、一緒に行動する中で、お互いに批評、指摘しあって人間的に成長していくという企画の番組。

今回は、言語聴覚士とDJが対面。話も流ちょうで明るくパワフルに見える二人だが、学生時代の人間関係のこじれによるいじめが、トラウマになっていると言っていた。

「言葉にしないと伝わらない。言葉は万能」というDJ。

言葉の怖さを知り、ストレートに言葉にすることをためらう言語聴覚士。

正反対の二人のようだが、言葉は凶器にもなり、いじめの原因になったり、人間関係を壊したり、逆に他人に元気を与えることもできる。そういった言葉は、大きな力を持っているということを認識している点では共通しているようにも思えた。

私自身が、多弁ではなく流ちょうな話術も持っていないので非常に考えさせられた。

相撲道場に通う子ども達にどういう言葉をかけるか。褒めてばかりいたいのだが、怒らないといけない時も不満に思うこともある。ストレートに言葉にすると良いこともあるが、何もかも言ってしまうとダメな場合も多い。自分で気づかせないといけないこともある。

感情的になると心を斬りつけてしまう場合もあるだろう。自覚があれば良いが、無意識に傷つけてしまうのが一番まずい。

この言葉をかければ、どう感じるのだろうか。

言った後の反応も想定しながら言葉にしているのだが。子ども達の心に伝わっているのか、悩みながら指導する。

言葉の力を知るだけに慎重になる。言葉は難しい。

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