龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

掣圏真陰流に入門

2011年12月20日 | 武道論
初代タイガーマスクの佐山聡先生が、プロレス、キックボクシング、シューティング、総合格闘技・修斗を経て、完成させた精神武道「掣圏真陰流」を習うために今年の4月にオープンしたばかりの神楽坂スタジオに行った。


今年の10月にも一度お邪魔して入門方法の説明を受けているので、訪れるのは2回目になります。前回、佐山先生は不在でした。

「今度こそ直接指導を!」と期待して行きましたが、「今日はいらっしゃらないんですよ~。」とのこと。

少し落胆しましたが、佐山先生の「右腕」と言われている掣圏真陰流師範の桜木裕司先生が御指導いただけるとのこと。

道場入門の手続きを済ませ、先生がいらっしゃるのを正座して待ちます。

当たり前のことですが、新しいことに挑戦すると、必ず、新米1年生になります。

45才の中年のオヤジであろうが、相撲や他の格闘技で全国チャンピオンになっていようが、資格や職場の肩書きも、一切関係ありません。

しかし、新しいことに挑戦すると初心に戻り、自分自身がクリアな状態になる。
そして、また同じ人生の中で新しい可能性や新しい知識、経験が得られるということで、なぜか、ワクワクしてきます。

先生にあいさつが終わると机を倉庫から出して、座学。
武士道と精神論について桜木師範から講義を受けます。

続いて、指導員であり、リアルジャパンプロレスの現役プロレスラー間下隼人選手から居合術を学びます。

もちろん模擬刀(居合刀)ですが、刀を持つのは初めて。
刀の扱いも初めて知ることばかりです。kirakira2

「すごい!」「さすが!」「本当に初めてですか!信じられない。」と間下選手の褒め言葉にまんざらでもありません。

「褒められて悪い気がする人はいない。」

インストラクター接客の原点を改めて感じました。

インストラクター業23年の私が、「接客魂」を20才年下のプロレスラー間下隼人選手に見習わないといけません。

続いて行うのは、体術です。体術では、打撃(キック、パンチ)、寝技、投げ技などを学びます。

桜木師範に直々に御指導頂けました。

桜木先生は極真空手出身で総合格闘技では佐山先生の直弟子として、総合格闘技のみならず、グラップリング、キックボクシングなどで数多くの格闘技で輝かしい実績を残されている強豪中の強豪です。

今年行われた第1回掣圏真陰流大会では、元大相撲・関脇の若翔洋関を開始10秒足らず、ワンパンチでKOしてしまいました。

若翔洋関は、私が大学生時代に二子山部屋で稽古させて頂いた際に、当時まだ幕下だった若翔洋関と申し合いしたこともあり、他人事とは思えません。

あとで、そのことを桜木先生に伝えると「あれは、運が良かったんですよ。たまたま良いのが入った。路上でお相撲さんとやったら、これはやばいですよ。」と至って謙虚。

さすが武道家です。

約束練習やスパーリングでは、実際に桜木師範や間下指導員とマススパー(軽めの試合)ですが実際に闘うことが出来て、夢のような時間でした。

桜木裕司(掣圏真陰流師範)VS 龍山義弘(春日館道場師範)

間下隼人(リアルジャパンプロレス)VS 龍山義弘(春日館道場師範)

愛媛の日常空間では、ありえません。kirakira2

仮想空間と現実がクロスし、蹴られても、殴られても、息が上がっても、何か、嬉しい。楽しい。といった感じ。



桜木師範との再会を約束し、記念撮影して道場を後にしました。

桜木裕司師範、間下隼人指導員、丁寧な御指導を本当にありがとうございました。

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