
2021年このミステリーがすごい!大賞受賞作である。
賞金は1200万円。
軽いエンタメミステリー小説が読みたかったので、ぴったり。
即Kindleにダウンロード。
著者が魅力的。東大卒の女性弁護士。ちょっと前はプロ麻雀士だって。どんだけ頭がいいんだと思ったねえ。しかもアメリカ生まれ。経歴詐称しないとここまで書けないくらいの経歴。
小説は面白かったけれど、まだまだ改善に余地あり。
登場人物が多いのは仕方がないとして、一覧表を最初に記載しておくとか、登場の都度に誰々の妻とか子供とか名前の前に付けて欲しい。こちとら東大卒じゃないからごちゃごちゃする。
場所がイメージされない。描写がない。せっかくの軽井沢。都内の高級ホテル。ただ場所を記載しただけ。お店とか周りの描写を入れて欲しい。ちょっとしたお出かけ気分が味わえる。
話の流れも不自然。何故が多すぎ。最初の依頼者がおりる、反社会的との係わり、そもそもこの遺言を作成する動機等々。
と言いながら、一気読み。
内藤剛士の捜査一課長のエピソードのなかでドラマ化するとリアリティーを超越して(笑)受けるんじゃないかと思うね。
「何!?自分を殺した犯人に全財産を譲る遺言状だって‼️」と電話口で叫ぶのが思い浮かぶよ。