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半沢直樹シリーズや下町ロケット、陸王でヒューマンな世界を描くことで有名な池井戸潤作品を読了。
先ず表紙のイラストが素晴しい。
現代のヒロ・ヤマガタと言えるんじゃないか。
何度も見ても魅了される。
箱根駅伝に毎回感動させられている。
基本大手町で一日目スタートを二日目はフィニッシュを現地観戦している。
各校の応援合戦も闘いだと思う。
そしてフィニッシュ後のOBや親御さんその他応援者向けの報告会。
各校のカラーが出るので楽しみにしている。
本書では記録に残らない、報告会のない、応援チアもいない関東学生連合チームと放映するテレビ局を中心にドラマが展開される。
新しい視点からなので新鮮。
読ませる。
なるほどねっていうところも多かった。
ただかわパパみたいなスレた読者にはわざとらしいベタな展開がちょっと鼻につくところもあったかな。
TBS日曜劇場だといいのかもしれないがね。
それにしても誰もが知っている箱根駅伝を新しい視点で、しかも上下巻で読ませる力量は流石である。
でもこれって実在と架空が混在しているからテレビにはならないだろうなあ。
本心はテレビドラマで観てみたい。
やるなら日本テレビだろうけれど。(笑)