経営陣の責任は重いぞ＜オリンパス＞

＜オリンパス＞東証、「監理銘柄」に指定
毎日新聞(記事引用）
東京証券取引所は１０日、オリンパスが１１年９月中間連結決算の関連書類を法定期限の１４日までに財務局に提出できなくなり、上場廃止の恐れがあることを投資家に周知するため、オリンパス株を「監理銘柄」に指定したと発表した。オリンパスが猶予期間である１２月１４日までに決算書類を提出できないと上場廃止が決まり、「整理銘柄」を経て約１カ月後に上場廃止となる。

という報道。

関連会社含めると役４万人の従業員数。家族含めると一つの市に匹敵する。
ついこの間の株価から１０分の一になってしまったうえに、上場廃止なんてなったらほんと今後が不安になる。持ち株を売却せず保有している社員がほとんどであろう。親兄弟だって心配する。
来年入社予定者の学生本人や親も不安だろう。パートの主婦だって死活問題。

原因は、経営陣による損失隠し。悪いのは経営者。菊川前社長は黄綬褒章を受けたり世界経営者会議の講師に選ばれたりしている。選ぶ方も責任あるけどね。
・余裕資金を株式運用した罪。きっと証券会社に上手くのせられたんであろう。経営陣は素人。証　券会社にはかなり手数料入っただろうねえ。
・運用が失敗した罪。自分の金じゃなくて会社のの金なら元本保証商品を選択するべき。
・その損失を隠した罪。でも損失を穴埋めできたんだから、ある意味最初から公表していたらよか　ったのにね。

やっぱり日本では「投資教育」が必要だと思う。投資に一家言ある人じゃないと証券会社に対抗できる人じゃないとやるべきじゃないねえ。
「飛ばし」まで言いなりになるとはねえ。

従業員はどう思っているのかねえ。組合はどうなっているのか。全然声が聞こえてこない。
文春や新潮もほとんど取り上げていない。スポンサーの関係？ジャーナリズムがまさかそんなことはないだろうから来週からはかなりの露出度になると思うけどね。

市場は、新経営陣で出直せ、と無言の圧力をかけているように思う。当分目が離せない。/strong>