人は、考える葦である。天は自ら助けるものを助ける。

戦後の混乱から立ち上がり、文化的平和な国に成長した日本が、近頃反対の方向を向き始めた。偉人の言葉を考え直して見たい。

人は考える葦であるー第5章 アラカルト 言葉の含み

2020-03-15 22:03:22 | 随筆
 毎日、新生コロナウイルスの話題で一杯ですが、皆様の地方は、如何ですか?落ち着いた暮らしができていますか? お見舞い申し上げます。

 中国の武漢が発症の地になって中国の感染者死者が世界的に多いのに、中国の指導者は、発症の地を検証しなければならないと今になって言い始めています。なんという考えでしょうか。ヨーロッパにも大きな変化が起きているのでそういう論法を考えたのでしょうか。
 
 そのためか、オリンピックの会長がお出での国も騒がしくなったので、開催の認否にまで心配が及んでいます。オリンピックの開催の有無の決定権はどこにあるのか、個人的な意見を出して日本に影響を与えたり、日本の各分野の決定権にかかわる人が、それぞれ意見を述べたりで一大イベントに混乱が起き始めているようです。

 しかし、アメリカの大統領という立場になると、すべてが優位になるのでしょうか。記者の質問に官房長官はトランプさんに聞いて下さいと答えているのです。「私に決定権も責任もありません。トランプさんの言うとおりにしています」という意味の答えではないでしょうか。日本は噂には聞いていましたが、アメリカのいうなりになっている国なのでしょうか。そう解釈される瞬間的な答えでした。

 皆さんはどう感じられますか。こともあろうに、総理のそばにいて、スポークスマンとなっている人の答えとして無責任ではないでしょうか。もっと思慮深い答えが欲しいです。