kazさんの日々彩々2

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やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

料理自慢、と言うよりも鍋自慢

2006年10月11日 | 「食」の彩り
というわけで、今回は料理自慢、と言うよりも鍋自慢を。
鍋の自慢と言っても、鍋物料理の自慢ではなく“鍋”そのものの自慢ですので、あしからず・・・

皆さんはダッチオーブンてご存知でしょうか?
近頃ではいろんなアウトドア関連のTV番組や雑誌でもよく目にすることが有るので、ご存知の方も多いのではと。

ダッチオーブン(以下、DOとします。)は19世紀のアメリカ開拓時代にカウボーイ達によって使われていて発展してきた鋳鉄製の鍋で、ローストチキンからパンまでバラエティに富んだ料理を作ることができます。もともとは、ヨーロッパで暖炉の料理に使われていた道具で、それをオランダ人がヨーロッパから持込み、広めた事からダッチ(オランダ人)オーブンと呼ばれるようになったんだとか。

一台で・煮る・焼く・炊く・燻す・蒸す・炒める・揚げると、マルチに使え「魔法の鉄鍋」と言われるDO!簡単にその特徴を上げると・・・
・鉄の厚さが 5 ~ 6mm と大変厚く、温度を一定に保ちながら「じっくり・まんべんなく」食材の芯まで加熱することができる。
・食材が持つ水分で材料を調理することができる(俗に言う無水料理)。野菜などのビタミンを失わずに調理できるのでとってもヘルシーです。
・密閉度が高いため、まるで圧力鍋のように調理することができる。料理が柔らかくふっくらと仕上がり、燃料を節約することもできます。
・DOの蓋に炭火などをのせることにより、蓋の上部からも加熱することができます。まるでオーブンで調理するように、食材が鍋全体から加熱されるわけです。

鋳鉄製なので少し手入れに手間がかかりますが、その分、使い込めば使い込むほどに全体が黒光りしてきて(黒光りするようになったDOのことをブラックポットとも言います) 、まるで生き物のように思え、愛着が増してきます。大切につきあえば、一生使える鍋なのです。

さてここからが料理、いや鍋自慢。
実際、DOで作る料理の場合、自分が料理するというよりもDOが勝手に作ってくれるという感じです。
下準備と簡単な味付けをして、あとはじっと待っていれば素材の旨味が生きた美味しい料理ができちゃいます。今までに我が家のDOくんが作ってくれた料理をいくつかご紹介。

まずはド~ン!とローストチキン。昨年のクリスマスに作ったのではないかと思います。


ピラフですね~。ご飯物も美味しく炊けちゃいます。


でもって、これはローストポークもどき。豚肉に適当に塩胡椒をして、野菜はそのまま放り込むだけ。見た目は地味ですが素材の旨味がよくわかる食べ方です。


今の時期ぴったりの芋煮。こちらの地方ではあまり見ない料理で、サイトで見つけて旨そうだったので作っちゃいました。山形地方ではこれを河原で家族揃って食べるのだとか。空の下で食べると美味しいんですよね~。


桜の木のチップで“さんまの薫製”。遊び半分で作ってみたら、これが思いのほか旨かった!
DOは薫製作りも得意です。


自家製マーマレードをベースにしての“スペアリブ煮込み”。DOでゆっくり時間をかけて煮込んだ料理は最高です。


外はカラッと、中はジューシー!カー○ルおじさんも真っ青のフライドチキンの出来上がり。


娘の友だち3人がやって来たとき作ったピザ。子供たちが好きな物を自由にトッピング。
これはたぶん、卵好きの子の作ではないかと・・・?


DOで楽しみながら料理を作る人のことを“ダッチャー”と言います。
「よし!じゃあ、俺も今日からダッチャーに!」と言う方はとりあえず、下のサイトなどを参考になさって下さい。今からの時期、屋外でのDO料理はとてもいいですよ~!
サイト1
サイト2
サイト3

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