kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

一枚の絵

2012年10月21日 | 想いの彩

さてさて、10月に入りY幼稚園、年中さんたちとの月に2回行われる絵画教室が再会。

二ヶ月ほど会わない間に、確かに皆一回り大きく、たくましくなったようだと実感。

夏という季節が、しっかりと彼らを育んでくれたようだ。

 

お絵かきの今月一回めは、十五夜風景(満月とススキの穂)を、用意した黒くて大きな画用紙に

三つのグループに分かれて描いてもらった。お友達とケンカにならないように、

一緒に力を併せて一つの絵になるようにと、お願いしたうえで。

 

満月だけでも巨大な物となるので、年中さんたちにとっては、

それを普通に描くだけでも50分の限られた時間の中ではムズカシイ事だろうと思ったので、

うちから大きな鍋のフタを持参。

グループの中の一人の子がフタの縁をかたどって、その満月の色を塗りこむ子、

ススキの穂を描いていく子と、皆が上手く共同作業をしてくれた。

ただ、ススキの穂は、実際に簡単な描き方を見せてあげたものの、

年中さんたちにとっては、中々難しかったようだ。

幼稚園のK先生いわく、「ススキの穂というものが、うまくイメージできなかったのでしょうね・・

今の子たちには・・」。

なるほど、確かにそうだ!と素直に反省。実物を用意し、見せてあげるべきだった。

残念ながら、この日はデジカメを忘れてしまい、描いてもらった絵の写真は撮れず・・。

 

さて、では2回目は?と頭をひねっていると、ちょうど我が家の畑の隅に

柿の実がたくさん実っていたので、それを描いてもらうことに。

枝から切り、葉も付いている実物を五つほど今度はぬかり無く(笑)用意。 

今度もまた三つのグループに分かれてもらい、各グループの中央にモチーフの柿をセット。

年中さんたちは「あ、柿だ~~!」と大喜び。こちらは内心シメシメ。

触ってみたいお友達は、触ってみてもいいよ!というと、ほとんどの子が「触ってみた~い!」との応え。

ケンカにならないように、仲良く触れるかな?と思いながら見ていると、

「じゃ、あなたから○○ちゃんの方に渡して、そうして、ぐるっと皆で触りましょうよ。」と、

上手く仕切っている女の子あり。これには脱帽、小さきマリア様?(笑)

 

他のグループも、同じようにケンカなどすることなく、それぞれが自分なりの柿の実を表現。

一本の枝に、実物通りに一つの実を描いている子もいれば、鈴なりに描いている子もいて、

それが僕には楽しく思えた。

「そうだ、そうだ、絵はそれでいいいんだ!自分の自由な思いと発想で描けたらいいんだ!」と、

そんなことを教えていたつもりが、近頃いろんな事があり、頑なになり過ぎていた僕にとって、

今回は何となく年中さんたちに逆に教えられた気分に・・。

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大人たちは・・

いろんな立場とその場所によって、

ついつい背中を小さく丸めて見せてしまいがちだけど・・

「それって、ヒキョウだよね。ムネ張れば!」って、

この小さな天使たちは、もしかすると

そう言っているのかも知れないな・・。

 

生き様こそは・・

一枚の絵。

 

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