鹿児島県大口市の山深い里に、カミさんの父(以下“親父様”)は、数年前から一人で暮らしている・・。
そんな親父様のことが、カミさんはやはり気になるようだ・・。
先日も家族三人で、往復4時間の道のりを、車を走らせ会いに行った。
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親父様の里は、冬の寒さの厳しいところで、春はゆっくりゆっくりやって来る。
この時期は、田んぼや畑に何も無く、ただ春の訪れをじっと待ち、北風の冷たさに耐えている。
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けれども、それでも春は確実に、親父様のこの里にも近づいている・・。
畑の木陰で椎茸が原木にその姿を見せ、その後ろに流れる川には椿の花がぽっかり浮かんでた。
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親父様は、自分が生れ育ったこの里を離れない。
今は亡き、妻と暮らした里から離れようとはしない・・。
そして今はまだ、それでいいのだと自分は思う。
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今年もまた、この炭焼き小屋の煙突から、黙々と立ちのぼる煙りが見られることだろう。
そんなとき、行って手助けさせてもらい、そして一緒にこの里を愛でながら酒を呑む・・。
今の親父様のために、今の自分ができる事は、そんな事ぐらいのもの・・。
今はまだ・・それでいいと思うのだ。
炭焼き小屋の傍らで、遅咲きの梅の花が、風に吹かれて舞っていた。
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そんな親父様のことが、カミさんはやはり気になるようだ・・。
先日も家族三人で、往復4時間の道のりを、車を走らせ会いに行った。
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親父様の里は、冬の寒さの厳しいところで、春はゆっくりゆっくりやって来る。
この時期は、田んぼや畑に何も無く、ただ春の訪れをじっと待ち、北風の冷たさに耐えている。
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けれども、それでも春は確実に、親父様のこの里にも近づいている・・。
畑の木陰で椎茸が原木にその姿を見せ、その後ろに流れる川には椿の花がぽっかり浮かんでた。
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親父様は、自分が生れ育ったこの里を離れない。
今は亡き、妻と暮らした里から離れようとはしない・・。
そして今はまだ、それでいいのだと自分は思う。
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今年もまた、この炭焼き小屋の煙突から、黙々と立ちのぼる煙りが見られることだろう。
そんなとき、行って手助けさせてもらい、そして一緒にこの里を愛でながら酒を呑む・・。
今の親父様のために、今の自分ができる事は、そんな事ぐらいのもの・・。
今はまだ・・それでいいと思うのだ。
炭焼き小屋の傍らで、遅咲きの梅の花が、風に吹かれて舞っていた。
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カミさんとつきあい始め、挨拶に行くことになった時。
行く前に、当時猪猟の頭だった親父様が「そんな男を連れて来たら、この猟銃で打ち殺してやる!」と言っていると知り、ビビリながら行ったのを思い出しました。
行ってご挨拶すると、親父様はちゃんとこちらの気持ちを理解してくれ、その日うちから焼酎を酌み交わし、帰りには握手までして下さった・・。
ま、良くも悪くも九州男児を絵に描いたような、そんな親父様です
勝手ながら益々親近感が増しちゃいます(笑)。
御先祖様達が有っての今の自分と思うと、曾お祖母さん、お祖父さんの事をきちんと伝えるというのは、本当に大切なことなのかも知れませんね。忘れずに、自分もいつか娘に話してあげようと思いました。
カミさんの実家は、ご存知かどうか分かりませんが、山野の木地山という山奥で、ここは大口市内に比べ更に寒いところ・・。市内に積雪は無くてもこの一帯ではドカッと積もったり・・。まあ、そんな処なので自然は豊かですけど。
田んぼも有るので、シーズンになると手伝いにかり出されます。美味しい伊佐米をいただくためですもん、労は惜しんでいられません(笑)。