どうやら、10時間の走行で、県を3つ越えたらしい。
すでに燃料は1/3まで減っていた。
こういうときに限って、ガソリンスタンドがなかなか現れない。
しばらく走っていたら、道路の看板が「糸魚川40km」を案内している。
体は疲労困憊。もうどうにでもなれ!ヤケクソ。
日本海を眺めて引き返そうか、などとも考えたが、いかんせんガソリンスタンドがない。
時計はとうとう0時を差してしまった。
「糸魚川25km」
ガソリン計の針はほとんどEに近い所を指している。
やっと見つけたガソリンスタンドはすでに閉まっていた。
「もういいや。」
とうとう日本海には到達できなかった。
今思うと、あと40分も辛抱すれば糸魚川の町に着く距離だった。
とにかく疲れ切っていたので、横になりたかった。
キャンプ装備なんて持っていない。
どうしたものか・・・
だが幸運にも、家のような立派な作りのバス停を見つけた。
ちゃんと扉もついている。風が防げる。
なんとうれしい事に、板張りのベンチは平らで、横になるにはうってつけ。
おまけに座布団まで敷いてあった。
「たすかったー。」
ヘルメットを取るのもおっくうで、そのまま倒れるように横になった。
熟睡は出来なかったが、少しは休めたので良かった。
「なんだかいっぱい走っちゃたな。」
道というものは、どこまでも続いているんだな。
いつか、道の途切れる端っこを見てみたいものだ・・・
そんなことを思いながら、翌早朝、帰路についた。
帰りは睡魔との闘いだった。
事故らなくて幸いだった。
こうして、後の日本一周につながって行く原点のツーリングを終えた。
すでに燃料は1/3まで減っていた。
こういうときに限って、ガソリンスタンドがなかなか現れない。
しばらく走っていたら、道路の看板が「糸魚川40km」を案内している。
体は疲労困憊。もうどうにでもなれ!ヤケクソ。
日本海を眺めて引き返そうか、などとも考えたが、いかんせんガソリンスタンドがない。
時計はとうとう0時を差してしまった。
「糸魚川25km」
ガソリン計の針はほとんどEに近い所を指している。
やっと見つけたガソリンスタンドはすでに閉まっていた。
「もういいや。」
とうとう日本海には到達できなかった。
今思うと、あと40分も辛抱すれば糸魚川の町に着く距離だった。
とにかく疲れ切っていたので、横になりたかった。
キャンプ装備なんて持っていない。
どうしたものか・・・
だが幸運にも、家のような立派な作りのバス停を見つけた。
ちゃんと扉もついている。風が防げる。
なんとうれしい事に、板張りのベンチは平らで、横になるにはうってつけ。
おまけに座布団まで敷いてあった。
「たすかったー。」
ヘルメットを取るのもおっくうで、そのまま倒れるように横になった。
熟睡は出来なかったが、少しは休めたので良かった。
「なんだかいっぱい走っちゃたな。」
道というものは、どこまでも続いているんだな。
いつか、道の途切れる端っこを見てみたいものだ・・・
そんなことを思いながら、翌早朝、帰路についた。
帰りは睡魔との闘いだった。
事故らなくて幸いだった。
こうして、後の日本一周につながって行く原点のツーリングを終えた。