ゴボウ(牛蒡)の花
学名:Arctium lappa
科名/属名:キク科 ゴボウ属 越年草 樹高:40~150㎝
原産地:北部ヨーロッパ シベリア 中国東北部など
開花期:7~8月 花色:紫
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ゴボウ(牛蒡)根の部分が食用にされますが若ゴボウ(葉ゴボウ)は
根 軸 葉まで食べられます。
初夏から夏にかけて特徴的な花を咲かせます。
ゴボウの花はトゲトゲとした花びらを支える総苞(総苞)の部分に
棘があるのです。
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紫色の花を咲かせた姿はアザミにもよく似ています。
ゴボウと言う名前はその根の姿が牛の尾に似ている事が由来です。
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花の特徴
花径の先にアザミに似た紫色の花(頭花)付ける花径は4㎝位あり
筒状花で構成されている。
葉
根際から生え長い柄のある心臓形で葉の裏には柔らかい綿毛が
密生する。
実
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず種は一つで全体が
種の様に見えるもの)である。
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ゴボウは縄文時代の遺跡から発見されましたが辞書などに
登場したのは平安時代からです。
日本では自然に自生しないので中国から北朝鮮半島経由で薬草として
伝わったと言われています。
現在基本的にゴボウの根を野菜として食用にしているのは日本 台湾
朝鮮半島だけだそうです。
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二年以上の株を干したものを生薬の牛蒡根(ごぼうこん)と言い
食欲増進 発汗利尿などの薬効がある。
種を干したものを生薬の悪実(あくじつ)と言い 抗菌 血糖降下
血管拡張などの薬効がある。
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みんなの花図鑑から
ゴボウ(牛蒡)の花は初めて見ました。
こんな花が咲くのかとびっくでした⁉
ユニークで可愛い花です♡