ヤブコウジ(藪柑子/十両)
学名:Ardisia japonica
科名/属名:サクラソウ科(ヤブコウジ科)ヤブコウジ属
原産地:日本 朝鮮半島 中国 台湾
別名:ジュウリョウ(十両)ヤブコウジ シキンギュウ
ヤマタチバナ
花期:7~8月 花色:白 ピンク 実:10~12月頃
※和名「ヤブコウジ(藪柑子)」は藪に生える柑子(ミカン類)の意味で
生育場所と果実の形に因むようです。
花ことば:明日への希望
名前の由来:ヤブコウジは果実の葉の部分が柑子(コウジ)に
よく似ており山地の藪の中に生える事から名付けられた。
ヤブコウジはサクラソウ科・ヤブコウジ属に分類される常緑性の低木です。
日本から中国・台湾・朝鮮半島の東アジアに分布しています。
樹高は10~30cmと低く地面を這うように地下茎が増えどんどん広がります。
茎には楕円形で縁がギザギザのある葉を生やし
夏になるとピンクや白の花を咲かせます。
花は約5~8mm程で小さく下を向いているのが特徴です。
花が結実すると真っ赤な実を付けこの実が万両や千両と似ている事から
「十両」と言う別名でも広く知られてお正月の縁起物として寄せ植え等に
利用されます。
江戸時代には葉に斑の入るヤブコウジがが人気になり多くの種類が作られました。
その後明治20年頃に再び流行して明治27年頃には全国的なブームとなったと言う事です。
生薬名
ヤブコウジの根茎や全草を乾燥させた物は「紫金牛(シキンギュウ)」と言う
生薬名で漢方に利用されます。
ぎょう虫や回虫の駆除作用や解毒作用が期待されます。
又慢性気管支炎に伴う咳や痰の症状の改善や喉の腫瘍にも有効だとされています。
副作用などのリスクが少ないと言われていますが過剰に摂取すると下痢や
頭痛・胃の機能障害を起こしてしまう可能性があります。
お医者さんに相談してから使うようにしましょう。
HORTL GreenSnapより引用
ヤブコウジの花初めて見ました。優しい感じの花ですね。
真っ赤な果実は、どこかのお寺で以前見ました。薬草なんですね。
色々教えていただき有難うございました。
ヤブコウジの花はいつも見過ごしてしまう事が多いのですが
去年は咲いている花を見かけて撮っておきました。
可愛い花が咲きますね!
薬草にもなるとか。。。
昔は木や草等が色々の薬草として使われていたのですね。
コメントをありがとうございました。
千両万両は植えてますが十両が分からなかったです
ありがとうございますよく分かりましたです<(_ _)>
ジュウリョウと言う別名でお正月の縁起物として日本人に
愛された植物とありました。
万葉集にはヤマタチバナ(山橘)の名で詠まれたともありました。
みんな植物図鑑などの受け売りなのですが。。<(_ _*)>