花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

アミガサユリ(編笠百合)

2022-04-20 14:16:39 | 花の名前
 アミガサユリ(編笠百合)
   学名:Fritllaria verticllata
   科名/属名:ユリ科 バイモ属 半蔓性多年草
   和名:バイモ(貝母)
   別名:アミガサユリ テンガユリ バイモユリ
   花色:淡緑色 花期:3~4月  草丈:30∼60㎝

   バイモ(アミガサユリ)は中国東部に分布する
   ユリ科 バイモ属の多年草です。
   標高600mっまでの日陰のやや湿った所に自生します。

   中国では700年前から薬用植物とて栽培されています。
   乾燥させた麟径は「バイモ(貝母)」と呼ばれ咳止めや痰切リ
   止血、催乳等に効果のある生薬として利用されます。
  
 日本には約300年前(享保年間)に薬用植物として渡来し現在では
  一部地域で栽培を逸出した物が野生化しています。

花期は3~4月
    花期になると欲しく伸びた茎の葉の付け根に花径3~4cm程度の
   花を下向きに咲かせます。
   花は鐘状で6枚の花弁を持ち淡い緑色をしています。
   花弁の内側には独特の網目模様がありこの模様が
  「アミガサユリ」の名前の由来です。

    葉は細長く披針形で輪生又は対生し上部で互生します。
    葉の先端はクルリとと巻いています。
    茎は直立し草丈30∼60㎝程度に成長します。

    ユリ科の植物で地下に麟茎し形成します。
    麟茎は大小2枚の麟片から成り厚みのある貝殻が
   向かい合っている様な形をしています。
   バイモ(貝母)の名前は中国名の音読みをしたものですが
   この鱗茎の形に由来します。
  バイモの麟茎は母貝が子貝を抱いている様に見える為
  (貝母)と名付けられました。
花が終わった5∼6月頃になると地上部は枯れて休眠期に入ります。

    耐寒性の高い植物ですが暑さにが少し苦手です。

               2022.4.5 赤城山南面で見たバイモ(貝母)


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