アミガサユリ(編笠百合)
学名:Fritllaria verticllata
科名/属名:ユリ科 バイモ属 半蔓性多年草
和名:バイモ(貝母)
別名:アミガサユリ テンガユリ バイモユリ
花色:淡緑色 花期:3~4月 草丈:30∼60㎝
バイモ(アミガサユリ)は中国東部に分布する
ユリ科 バイモ属の多年草です。
標高600mっまでの日陰のやや湿った所に自生します。
中国では700年前から薬用植物とて栽培されています。
乾燥させた麟径は「バイモ(貝母)」と呼ばれ咳止めや痰切リ
止血、催乳等に効果のある生薬として利用されます。
日本には約300年前(享保年間)に薬用植物として渡来し現在では
一部地域で栽培を逸出した物が野生化しています。
花期は3~4月
花期になると欲しく伸びた茎の葉の付け根に花径3~4cm程度の
花を下向きに咲かせます。
花は鐘状で6枚の花弁を持ち淡い緑色をしています。
花弁の内側には独特の網目模様がありこの模様が
「アミガサユリ」の名前の由来です。
葉は細長く披針形で輪生又は対生し上部で互生します。
葉の先端はクルリとと巻いています。
茎は直立し草丈30∼60㎝程度に成長します。
ユリ科の植物で地下に麟茎し形成します。
麟茎は大小2枚の麟片から成り厚みのある貝殻が
向かい合っている様な形をしています。
バイモ(貝母)の名前は中国名の音読みをしたものですが
この鱗茎の形に由来します。
バイモの麟茎は母貝が子貝を抱いている様に見える為
(貝母)と名付けられました。
花が終わった5∼6月頃になると地上部は枯れて休眠期に入ります。
耐寒性の高い植物ですが暑さにが少し苦手です。
2022.4.5 赤城山南面で見たバイモ(貝母)
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