10月20日
葛の実
クズ(葛) マメ科 クズ属 ツル性の多年草
花ことば:芯の強さ 治癒
山野の日当たりの良い所に生える蔓性のクズ(葛)
長く伸びた茎からクズフ(葛布)の原料になる繊維が取れ
根からはクズ粉が取れます
葉は草食動物が好んで食べます 自生しているクズの茎と葉は
刈り取って染料になります
基本情報
ツルが地面を這って樹木などに絡み付いて10m以上に伸びる
繁殖力が強く広い範囲で根を張る
根本は木質化して地下では肥大した長芋状の根になり
長さは1・5m径20㎝にもなる
花は夏から秋で濃紺紫色のものや白、淡桃色の物などがある
写真は花の図鑑からお借りしました
花の時期が終わると長さ15cmほどの褐色の剛毛に覆われた
扁平な果実を結ぶ
日本では古くから天然繊維の材料として活用され食用や薬用としても
利用されてきました
蔓を煮て発酵させ取り出した丈夫な繊維で編んだ葛布は平安時代から
作られたとされる
根に含まれる繊維を取り除いて澱粉だけにした物が葛粉で
熱を加えて溶かして半透明にして葛切りや葛餅などの和菓子や
料理のとろみ付けにも用いた
また湯で溶かした葛湯は解熱などの薬として使われ
根を乾燥させたものはかっこん(葛根)として漢方薬になっている
10月13日に名前がわからず掲載しましたが
名前がわかりましたので備忘録とします
2024.10.20 葛の実
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