犬山にナンジャモンジャの自生地があることを知りました。
ナンジャモンジャは我が地域でも街路樹としてあちこちに植栽されており格別珍しい樹木ではありませんが、自生地という言葉に興味を持ちました。
グーグルナビに従って、県道から車がやっと通れるくらいの細い道を進みました。
現地に着きましたが、人けが全くありません。
花の時期は少し前に終わったようです。
案内板によると、木曽川流域の東海地方と長崎県対馬に自生し、きわめて分布が特異的であるとのことです。
あたりは低湿地帯となっていますが、足元に咲くニワゼキショウが、「ちょっと時期が遅かったですね」と声をかけました。
アオツヅラフジでしょうか。訂正:サルトリイバラが正解と思われます。
モチツツジの花が一輪だけ、咲き残って・・・「もう少し早く来てね」と。
ナンジャモンジャを始め、皆、故郷を同じくする仲間なんですね。
花は終わっていましたが、自生地の雰囲気を感じることが出来、ナンジャもんじゃの出自が少しわかったような気がします。
犬山まで来たので、昔、両親が度々連れて行ってくれた菜飯田楽の店に行って見ようと思いました。
外装は昔の儘変わりなく当時が蘇ります。
その後、木曽川べりを新緑の心地よい風を浴びながら犬山城に向かって歩きました。
喧噪の無い静かな空間でした。
遊歩道の横、水が勢いよく流れています。
入鹿池から木曽川に注いでいるとのこと。
木々の間から鶯の声がしきりと聞こえてきます。
人けを感じ警戒音を発しているのか、それとも親近感を覚え仲間になりたいのか?
私には、後者のように思えます。(^o^)
テイカカズラが良い香りを放っています。
こちらは?桑の実でしょうか?
眺望を期待して、天守に上がりましたが・・・
北東方面は雲がかかり眺望は今一つ。御嶽山は雲の中です。
東方は、ラインパークの観覧車、その右に成田山、手前の大きな建物はホテルインディゴ犬山有楽園です。
南方に、名古屋の高層ビル群が見えます。この日は視界がクリアーでした。
北西の方角、左端山頂にツンと尖った岐阜城が見えます。
中央奥の方、うっすら尖った特徴的な山容は冠山とのことでした。
中央に伊吹山が見えます。もう雪は無いようです。
ナンジャモンジャの花の時期は過ぎていましたが、そのルーツをいくらか知ることが出来たこと、そのあと行った田楽料理の店と両親との思い出・・・ナンジャモンジャと私のルーツ・・・共通のキーワードは奇しくも”ふるさと”ではないでしょうか。