9月に美しい花をつけたヤブランの今の姿です。最近読んだ本にヤブランのことが書かれていました。
『俗っぽさを感じるのであまり探究心がなかったが、いざ文献を紐解くとこの花に魅せられた人が多いことか。特に、万葉集ではこの花を季語とした短歌が10種以上ある。
最も、有名なのは、“あしひきの名に負ふ山菅押し伏せて君し結ばば逢はざらめやも”
意味は “ヤブランを押し伏せるように強引に私と契りを結ぼうとするならば、私はあなたと逢わない事などありましょうか” 』
こんな古のエピソードがあったんですね。昔の女性は、おしとやかで、控えめと思っていましたが、意外と情熱的だったのですね。