正月の玄関に、若松と葉ボタンを活けました。
葉ボタンは先に枯れましたが、松はいつまでも青々と元気です。
そう言えば、以前茶席の床の間で見た、禅語「松無古今色」「竹有上下節」という掛物がありました。
枯れた葉ボタンの代わりに、何か花が無いかと庭を見ると、水仙が1輪咲いていました。
蕾はたくさんあるけれど、今開いているのはたった1輪。
1輪を手折って、松と一緒に花入れに挿しましたが少し淋しい。もう少しあれば様になるのに・・・と思っていると水仙が訴えます。
「今は大寒ですよ。そうそう早くから春の花を求めないでください。”1輪しか咲いていない”ということで今がどんな時期かを悟ってください。」
もっともです。水仙の言うとおりでした。