久しぶりに伊吹山へ行きました。
伊吹山は、今回で4回目になります。
1回目は中学の校外学習で、ご来光を見るため、夜間の登山でした。
2回目はドライブウエイができた直後でした。ドライブウエイは昭和40年頃に作られたはずですから、もう50年くらい前になります。この時は両親が一緒で、頂上までは行ったか行かなかったか、記憶が曖昧です。
3回目は今から14年ほど前、息子たちと一緒でした。
駐車場から3つの登山コースがあります。
往きは山頂まで40分の西登山コース、帰りは殆どが階段の、中央登山コースで20分くらいで降りてきました。
まず目に着いたのは、アカソの群落の多さです。
そして、伊吹山と言えばシモツケソウです。
以前よりシモツケソウが少なくなったような感じがします。それと以前はこのような柵は無かったはずです。
コオニユリは以前と同じようにところどころに
伊吹山で最初に発見されたというイブキトラノオ
クサフジ
青紫が美しく、涼し気なクガイソウ。
メタカラコウ
5枚の花弁が巴の紋のようにねじれて付くトモエソウ。
クルマバナ
青い山とのコントラストが美しい。キオンでしょうか。
繊細な花びらのカワラナデシコ。
オオバギボウシ
岩の傍に咲くのはキリンソウでしょうか。
伊吹山で最初に発見されたというイブキジャコウソウ
山頂の風景。売店が増え、以前は無かった寺が出来ていました。
霞んでいますが、眼下に琵琶湖と竹生島が見えます。
売店の店主によれば、「今日は眺望に恵まれている。今までこんなことは無かった。」とのこと。
日本武尊が降り立ったという伝説があります。
風に揺らぐ姿がとても美しいサラシナショウマ。開花時期は、もう少し後のようです。
殆どがまだ蕾の状態ですが、開花すると、辺り一面、サラシナショウマの揺れる風景はさぞかしでしょう。
エゾフウロかハクサンフウロかヒメフウロか。
キヌタソウ
下山途中、下に駐車場と売店が見えます。
17キロもあるドライブウエイの両端は、殆どクサギ一色といってもいいくらいです。
山頂の気温は四季を通して8~10°C低く、心地よい風、眼下の眺望、百花繚乱の空間に身を置くひと時でした。
往きの名古屋高速の渋滞、ドライブウエーのやや高額な通行料にも驚きましたが、行った甲斐があった、と思える気まぐれドライブでした。