岐阜市北部にある松尾池でオシドリが見られる、というブログ友さんの記事を読みました。
昨年、愛知県の新城市でオシドリが見られるという記事を新聞で知り、喜び勇んで出かけたことがあります。ところが遠くまで行ったにもかかわらず、1羽のオシドリも見られず、がっかりした経緯があります。
昨年見られなかったという事実が更なるモチベーションになり、今回は大きな期待を胸に膨らませ松尾池に向かいました。
岐阜駅からバスで30分、その先は徒歩で20分程山奥に進むと目指す松尾池に到着。
ところが、湖面にいるのはカモばかり。やはり昨年と同様今年も見られないのでは、と不安が頭をよぎります。
待つこと15分。諦め半分で、ふと池に目をやると、何とオシドリが現れ、人の集まっている池の畔に集まってきました。待った甲斐がありました。
しばらくの間、右へ、左へ、飛んだり跳ねたりして、まるで「どうぞこの美しい姿を十分に堪能してください」といっているかのように動き回ります。
それに応えるかのように、数人のカメラマンがシャッターを連写。この時オシドリはまさにステージのヒーローでした。
しばらくのあいだ目を楽しませてくれたオシドリの群れは、その後「もう十分楽しめたでしょう」と言っているかのように、対岸の奥の茂みに帰って行きました。
ショウタイムは終わりました。
会話こそしないけれど、オシドリと人の、両者の気持ちが通じ合ったひと時だったのではと思いました。