5月19日、土曜日の昼下がり。
京橋図書館ミニシアター(単に大きな液晶テレビです・・・)にて「オフサイドガールズ」という映画を鑑賞してきました。
2006年、イラン映画、92分。
日本橋図書館では月に約2回、京橋図書館はあまり開催はなく不定期なんです。
自分でチョイスするのとは違って、以外と面白い!という作品に出会えるのが、こういった上映会の良いところです。
出演はシマ・モバラク・シャヒ、サファル・サマンダール、シャイヤステ・イラニなど。
・・・知ってますか?!
第56回ベルリン国際映画祭 審査員特別賞受賞、第17回リュブリャナ国際映画祭 アムネスティ・インターナショナル最優秀作品賞受賞作品、第7回東京フィルメックス アニエスベーアワード観客賞受賞作品
ストーリーは、イランではサッカーは老若男女問わず大好きな国民的なスポーツなのだが・・・
女性は女性専用のスタジアムで女性サッカーしか見られない。
女性は男性サッカーを競技場で見ることはできないのです。
なんとしても見たい!女性は男装してスタジアムに紛れるしか手段がない。
警備員がチェックするのでそれを突破できるのは一握り・・・
台詞の中に、「日本」という言葉が何回か出てきます。
そのうちのひとつ、女でも日本人だから、サッカーが見られるという会話で、
“日本に生まれた女性はサッカーが見られて、イランに生まれたらサッカーが見られないのはおかしい”
というような台詞があります。
この映画はイランの女性差別への理不尽な規律に挑戦する女性たちをユーモラスをまじえて描いた作品らしい。
なんでもキャストは全員素人ばかり。だから、キャストも知らない方ばかり。
監督のイランへの挑戦だったのでしょう。
今回の教訓としては、「生まれた国によって運命は、当然だけど変わる」。
消えた年金や悪事を働いても逮捕されたい政治家など色々とおかしな国ニッポンですが、平和な国に生まれて良かった・・・とやっぱり思います。