版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

信疑あるいは真偽

2014-03-08 17:03:53 | その他 Other



相変わらず 寒い日が続いていますが 如何お過ごしでしょうか。

笛の絵付けと 急ぎの新作版画の制作に あたふたして
いつの間にか更新がすっかり遅くなってしまいました。

新作は子供達と猫をテーマにした 小品2点です。
(孫達がモデルです)
いづれ このブログでご紹介いたします。


さて まっ 何と云う事もないのですが....
最近 喉元に魚の小骨が刺さった様に 
「真偽」とか 「信疑」なんて事が ちょいと気にかかっております。
いや 私の話ですから 大した事ではないんですが。

簡単に云うと
本当か嘘か あるいは 信ずるに足る事か 疑ってかかるべき事か なんですがね....
これがどうも.... しっくり行かない.....

大体 判断する根拠・証拠・事実 が 悉く(ことごとく)対峙している。
専門家と言われる人も 研究者も 真っ向から対立して どちらも組し難い.....

どうなってるんだと 思いつつ 
いつの間にか腰が引け 黙り(だんまり)を決め込んでしまう.....

「事実」は立場によって解釈が分かれるものですが
さりとて「真実・真義」は 変わらずあるはずで その見極めが難しい.....


卑弥呼と邪馬台国は何処にあったか の話ではありません。
こちらの方はロマンがあって楽しめるのですが
同じ歴史的過去の出来事でも 気持ちが暗くなる事象が最近多いですな.....

えぇ 「従軍慰安婦」問題なんですがね....

想うに あちらは
国際的に優位な立ち位置を取るべく 政治的プロパガンダを連発してますが 
どうもね....  釈然とはしません。
慰安婦像を世界各地に設置しようなんてのもねぇ.... 
元慰安婦の方は 自分たちを恒久的に晒す様な動きを 心から喜んでいるんでしょうかね。 

かといって こちらは 
軍が直接関わったと云う正式な文書も証拠も無いので 
国としての謝罪はない あっても道義的に謝する範囲  というのも どうかと.....
「強制」であろうが なかろうが
軍が益を受ける事なので 間接的には当然便宜が図られたでしょうし....

ここには 双方とも「政治」だけが 全面に出て
望むと望まざるに関わらず 慰安婦となった人間としての痛み・苦痛を察する姿勢が 
すっかり欠落していますな。
愚かしくて 恐ろしくて 空しくて 
大きな消耗を課せられた人間への視点が足らなさ過ぎるように思えます。 


ここに至っては 甘いかもしれませんが 
双方とも あるいは 一方だけでも
大いに「痩せ我慢」をして 譲り合う 認め合う 大人的(たいじんてき)対応が必要かと....



我が家の梅

いくら寒い冬であっても 自然界は間違いなく春は来ますが
人間界は努力しなければ 春は望めないようですな.... 




やれやれ 今回はちょっと恥ずかしい「爺ぃの居酒屋談義」になってしまいました。
読み流していただければ と思います。

次回は春らしい話題が出来れば良いのですが....