菖蒲 Photo by NORIKO
引き続きNORIKO先生のお話
肺炎
口腔衛生状態と誤飲性肺炎には深い相関性があります。
高齢、認知症、脳障害などでは嚥下反射と咳反射が低下して誤飲を生じ、
歯周病菌や口腔内細菌が肺に感染して発症することがあります。
体が不自由になったり、寝たきりになった場合にも、口腔ケアは必要です。
寝たきりになった親を訪問した歯科医が病室の独特の腐敗臭に気づき、
よく調べたら、口の中の清掃が全くされておらず、
そのための臭いだったそうです。
以来、口の中の清掃をし、臭いはなくなったという話もあります。
早産、低体重児
歯周組織から分泌される毒素が子宮の収縮を促進して
早産になりやすくなると考えられています。
歯周病の妊婦の羊水のなかに、歯周病菌と同じ菌が検出されることもあります。
一方、妊婦はわずかなプラークでも、歯肉炎を起こしやすくなり、
口腔衛生状態が悪化しやすいので、十分注意が必要です。
口腔内ピアス
舌、唇、などにピアスをしたことにより、口腔内の細菌が血流に流れ込み、
心内膜炎を発症する可能性を、
又、ピアス装着時に肝炎、HIVに感染する恐れもあると
IDA(アイルランド歯科医師会)が警告しています。
ピアスにより歯が折れたり、化膿、歯肉の退縮、ピアスを装着した部分の
歯肉の異常増殖が年々増加している事も指摘しています。
(別な意味でも 口は災いの元 ですね。
もっと大事にしないといけなかったんですね..... kei)
はまなす
ゆりとラベンダー
今回も有意義なお話と見事な写真 ありがとうございました。
次回は「なぜ版画」の再開です。
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