前回は染め関係で利用されているシルク印刷のお話でしたが
その「捺染印刷」の工場は数十メートルにも及ぶ
長い台に生地(布やビニール等)を貼付け
版を移動させながら スキィージで染料・インクを刷り込んでゆきます。
よってシルク印刷業界内では別名「長台屋」とも呼ばれています。
今回は食器・焼き物関係に使われているシルク印刷を紹介します。

良く見かけるガラスコップですが
これもシルク印刷で絵柄を付けています。
この場合は直接版をあてて刷るのではなく
一旦転写紙という紙に絵柄を刷ってから
無地のガラスコップに貼付け 高温で焼き付けています。
使用するインクも ガラス・陶器焼き付け専用の特殊インクを用います。

これも良く見かける陶器製の酒壷ですね。
食器関係にも沢山使われています。

この様な手書き染め付け風の焼き物も
大量生産の安価な物は転写焼き付けシルク印刷です。
こうして見ると我々の周りには
いかに多くのシルク印刷製品があるか判りますが
しかし まだまだあります つづく



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