雨傘を新調しました。
これまで、宮内庁御用達『前原光榮商店』の傘を使っていたのですが、どうも開く動作に違和感があって、イラッとしていました。
傘を開こうと、あのボッチを探して親指で押しながらスライドすると、傘の骨の先端が袖に引っかかって苦戦するのです(-_-;)
だったらワンタッチの傘がいいなぁと、国産且つワンタッチの傘を探していました。
今回、日本の職人が手作業で作っているお店を見つけて、行ってみたのは日本橋の『小宮商店』です。
ハンドルが天然木のモデルでしたが、あえてレザーハンドルに交換してもらいました。
今まで使っていた傘が樫の木を使ったモデルだったので、今回は金属とレザーでハードにしてみました。
お値段は12,312円です。
日本の職人が作る傘ですから、それ相当の価格です。
傘の生地は、東レのミラトーレと言う強力撥水繊維です。
小宮商店で制作されたこの傘には、製造番号が付いています。
この職人技がわかるでしょうか。
ロクロ包みと言うこの縫製。
無くても問題無いと思いますが、人の手を傷つけないように配慮した工作です。
ダボ包みと言うこの部分、生地が擦れたり汚れたりしないようにひとつずつ手作業で加工しています。
露先と言うこの部分も、引っ張り具合を調整しながら手作業でカバーの先端と親骨の先端を結合するそうです。
傘と言えば、コンビニで買う使い捨てみたいなビニール傘が一般的になりましたが、熟練職人の手仕事が随所に込められた製品を永く大事に使いたいボクとしては、こう言うお店が好きです。
職人が作ったワンタッチ傘、どうかな~.....
雨が楽しみかも。。。