HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ツルナ(蔓菜)

2024-06-20 | 春 黄色系

浜に幾つかある供養塔や記念碑が集められた場所。
その近くに砂浜の一部が残り、ツルナが育つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ツルナ(蔓菜)
 ツルナ(ハマミズナ)科ツルナ属 Tetragonia tetragonioides
(2024.06.16 林)


▲ 砂浜で撮ることの多いツルナ。▲
葉の表面のキラキラにはそこに育つ植物の知恵が備わっている。
【塩囊細胞のこと】 
植物にとって、塩分は有害。その根拠は幾つも科学的に示されている。
だからツルナなどの海浜性植物の場合には、そこに育つための「知恵」が備わっている。
その一つに、無為に取り込まれた塩分を植物体内に取り込まずに貯めておくものがあり
それを「塩囊細胞」と言うそうだ。
砂地でなおかつ塩分を多く含んだ水しか取れない植物の生きる知恵。
乾燥地帯などでも多くの植物が育ち、肉厚の葉を持つもの
針のように細い葉、刺状にまで極端に細くなった葉など
葉に水分を蓄えたり、葉からの余分な蒸散を防いだりと、様々な知恵が生まれている。

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