12月21日 金曜日
今日も夕方6時からプラナウクリニック。
6時を少し回ってラッド先生が到着。
診察室に入ると最初にガネーシャの神棚にお線香をあげる。
それから、待合室で待っていた患者さんが入ってくる。
いつものように、患者さんの主訴をきき、診察台にあがってもらう。
●一人目の患者さんの脈をきいて、舌をみて、
”グラハニローガ”の典型だという。
グラハニとは十二指腸のあたりを主に示すが胃腸とも言える。
ローガとは疾患。すなわち胃腸の疾患。
例えば、吸収不良、過敏性腸症候群、クローン病など。
アーユルヴェーダでいうところのドーシャでは、ヴァータとピッタの関わりが重要視される。
このとき、患者さんの舌は白い苔で覆われていて、舌のふちは歯形がついてギザギザになっている。
ドーシャの乱れをととのえるとともに、腸から汚れをとりのぞく薬が処方される。
●次の患者はアーマヴァータ。
リウマチを持っている。
リウマチはアーウルヴェーダの得意分野のひとつ。
アーマという未消化物を排泄することで改善が期待される。
関節によい薬とアーマをのぞく薬などが処方された。
●パーキンソン病の患者は主にヴァータの乱れが原因。
ドーパミンの改善によいアーユルヴェーダのハーブがある。
3年前の研修のとき、数週間のうちに震えがみるみる改善した例をみた。
●”サルヴァンガクピタヴァータ”
全身にヴァータの乱れやこわばりがみられる。
ふくらはぎに痛みがあるのは甲状腺の機能低下によるカルシウム不足のせい。
ヴァータが筋肉組織で高くなっている。
今日の患者さんは、目の下のクマがみられ、腎機能の低下、カパの乱れがある。
ヴァータとカパをととのえる薬を2ヶ月服用するよう指示がでた。
ラッド先生は次々と来られる患者さんに、ひとりひとり、とても丁寧に診察される。
触診の後、ストレスの多い患者さんにナスヤ(点鼻オイル)とネトラビンドゥ(目薬)を軽いマッサージとともに
施す。
生徒も先生と交代で行う。
血圧をはかったり、ナスヤ、ネトラビンドゥ、マルママッサージなど。。
先生の見よう見まねで学ぶ。
初めての頃、患者さんに怖がられてしまった思い出がある。
ラッド先生に指名されて、ひとりのおばあさんにナスヤ(点鼻)をすることになった。
張り切った私は、点鼻用オイルを片手に”にいっ”と笑っていたと思う。
きっと点鼻オイルが注射器のように見えたに違いない。
まるで凶器をもつ悪人だ。
おばあさんが手をふり顔を横に振る。
万国共通のイヤイヤを意味するジェスチャー。
言葉が通じなくてもわかることはたくさんある。
診察の合間にも、電話がかかってくる。
ラッド先生は手をとめて、必ず応対する。
今日も、一人の患者さんから電話がかかってきた。
ボンベイからはるばるプーネに向かっている途中のようだが、
あいにく診察時間が終わるまでに間に合わないらしい。
自宅で診察をすることになったようだ。
すぐに、先生の奥さんに知らせるべく電話をする。
先生が困った顔をして電話をきった。
奥さんは、家族の時間がもてないことに不満のようだ。
しかし、ラッド先生はアーユルヴェーダ医の資格を取得したときの誓いを
守るべく患者さんを決して断ることはできないという。
実際、先生が休んでいるのをみたことはまったくない。
今日も夕方6時からプラナウクリニック。
6時を少し回ってラッド先生が到着。
診察室に入ると最初にガネーシャの神棚にお線香をあげる。
それから、待合室で待っていた患者さんが入ってくる。
いつものように、患者さんの主訴をきき、診察台にあがってもらう。
●一人目の患者さんの脈をきいて、舌をみて、
”グラハニローガ”の典型だという。
グラハニとは十二指腸のあたりを主に示すが胃腸とも言える。
ローガとは疾患。すなわち胃腸の疾患。
例えば、吸収不良、過敏性腸症候群、クローン病など。
アーユルヴェーダでいうところのドーシャでは、ヴァータとピッタの関わりが重要視される。
このとき、患者さんの舌は白い苔で覆われていて、舌のふちは歯形がついてギザギザになっている。
ドーシャの乱れをととのえるとともに、腸から汚れをとりのぞく薬が処方される。
●次の患者はアーマヴァータ。
リウマチを持っている。
リウマチはアーウルヴェーダの得意分野のひとつ。
アーマという未消化物を排泄することで改善が期待される。
関節によい薬とアーマをのぞく薬などが処方された。
●パーキンソン病の患者は主にヴァータの乱れが原因。
ドーパミンの改善によいアーユルヴェーダのハーブがある。
3年前の研修のとき、数週間のうちに震えがみるみる改善した例をみた。
●”サルヴァンガクピタヴァータ”
全身にヴァータの乱れやこわばりがみられる。
ふくらはぎに痛みがあるのは甲状腺の機能低下によるカルシウム不足のせい。
ヴァータが筋肉組織で高くなっている。
今日の患者さんは、目の下のクマがみられ、腎機能の低下、カパの乱れがある。
ヴァータとカパをととのえる薬を2ヶ月服用するよう指示がでた。
ラッド先生は次々と来られる患者さんに、ひとりひとり、とても丁寧に診察される。
触診の後、ストレスの多い患者さんにナスヤ(点鼻オイル)とネトラビンドゥ(目薬)を軽いマッサージとともに
施す。
生徒も先生と交代で行う。
血圧をはかったり、ナスヤ、ネトラビンドゥ、マルママッサージなど。。
先生の見よう見まねで学ぶ。
初めての頃、患者さんに怖がられてしまった思い出がある。
ラッド先生に指名されて、ひとりのおばあさんにナスヤ(点鼻)をすることになった。
張り切った私は、点鼻用オイルを片手に”にいっ”と笑っていたと思う。
きっと点鼻オイルが注射器のように見えたに違いない。
まるで凶器をもつ悪人だ。
おばあさんが手をふり顔を横に振る。
万国共通のイヤイヤを意味するジェスチャー。
言葉が通じなくてもわかることはたくさんある。
診察の合間にも、電話がかかってくる。
ラッド先生は手をとめて、必ず応対する。
今日も、一人の患者さんから電話がかかってきた。
ボンベイからはるばるプーネに向かっている途中のようだが、
あいにく診察時間が終わるまでに間に合わないらしい。
自宅で診察をすることになったようだ。
すぐに、先生の奥さんに知らせるべく電話をする。
先生が困った顔をして電話をきった。
奥さんは、家族の時間がもてないことに不満のようだ。
しかし、ラッド先生はアーユルヴェーダ医の資格を取得したときの誓いを
守るべく患者さんを決して断ることはできないという。
実際、先生が休んでいるのをみたことはまったくない。