Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

国難

2011-03-13 16:50:08 | Weblog
これは第二次大戦以来の日本の国難ではないかと思いますが、何とかやっていくしかない。

東北から関東にかけて、M.7以上の余震が、今後3日間の間で起こる確率は70%以上だそうです。こうしている間にもそれが起こりかねないかと思うと、正直恐ろしくなる。ただ、あくまでこの数字は目安であり、確率であるので、今後の状況次第では変動するという。しかしながら、もう一度あの規模の地震が東京で発生する可能性があることは確かなので、気を確かに持っていようと思います。

なお、親戚の原発の専門家にお話を伺ったところ、福島の放射能が東京まで飛散する恐れは、「現時点ではまず考えられない」そうです。低い濃度の放射能しか今のところ確認されていないと報道があるし、過度に不安がる必要はないと思われます。

原発を巡っては、情報が錯綜していたり、そもそも伝達が遅い、という批判がありますが、官房長官の受け答えを聞いていると、かなり頭の切れる人という印象を持ちました。不確実で曖昧な情報に流されるのではなく、ここは政府を信頼するしかない。

ぼくは、11日は早稲田大学で特別講義を受けていて、そこで地震に遭ったのですが、その後色々あって結局、開放された大隈講堂に一泊することにしました。しかし、私鉄が運行を再開し、しばらく様子を見ていたものの、どうやらぼくの家の方角に行く電車は終夜運転するようなので、普段のJRは使えないですが、その私鉄に乗り、家の近所まで行って、そこから歩きました。帰宅したのは深夜2時近くになっていたと思います。

大学を後にしたときはもう0時を回っており、それから移動を始めるのは迷いましたが、ひょっとしたら家に母が一人かもしれないと思いましたので、帰ることにしました。途中で公衆電話から自宅にかけたら、父も帰宅しているとのことだったのですが、もう大学を出てしまったし、やはり帰ることにしました。

しかし、恐らく大学に留まることが正解だったでしょう。無理に帰宅するのは危険だと判断して、ぼくも当初は残ることにしました。ただし、家にもし誰かが一人で残されているとしたら、そして帰宅手段が徒歩も含めて一応あるとしたら、帰らざるを得ない。このジレンマについて考えなければいけないな、と思いました。

今後、状況によってブログの更新が疎かになるかもしれませんが、色々と忙しいためであります。あと、皆さんいらないものは捨ててしまいましょう。今回部屋を片付けていて、いかに不要の物を後生大事に取っていたかが分かりました。

東北の沿岸部は壊滅、一つの町の住民の半数と連絡が取れない、などと報道されていますが、ぼくらはいたずらに慌てず、淡々と「そのとき」に備えていくしかありません。

よりよく生きていきましょう。