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何やらゆかし



カエデの枝でじっとするアマガエル。
冬眠から覚めたばかりなのでしょう。
声もださず、ひたすらじっとして陽を浴びています。




紫花菜(ムラサキハナナ)。
桂子が格別に好むので増えつつあります。
栽培しなくても、こぼれ種でかってに繁殖していきます。
雑草的に発芽力の強い植物なのでしょう。




野生のスミレ。栽培しなくても勝手に生えている野生種です。

     山路きて 何やらゆかし すみれ草  (芭蕉)

ブーゲンビリアとかハイビスカスやカンナ、ヒマワリといった
強烈な存在感を持つ花もいいけれど
ひっそりと咲く小さな小さなスミレには
また独特の美しさがあります。




ここに移住してきた初めのころ
桂子はこうした野生のスミレ(色々ある)の美しさに感動して
集めて栽培しようと提案しました。

栽培するといっても、そのへんに生えているスミレを掘り取って
一カ所に集めて管理するというだけのことですが
うまくいきませんでした。

こういう野生のスミレは、ふつうの植物が嫌うような
悪環境に自生しています。
大切に育てようとして、いい環境に植えるとダメみたいです。




今日、ふと見るとシュンランの花が咲いていました。
シュンランは日本の野生種のラン。
滋味だけど、「何やらゆかし」という感じがします。 




実際には開花したものより、つぼみのほうが多かった。
裏山に自生していたものを株分けして庭に植えたものです。