goo

吹雪



百花繚乱のときが間近というのに今日は突風が吹き荒れ
雪が激しく舞って山茶花や梅の花びらが散って小さな池に浮かびました。

窓から見る吹雪の動画

寒くて忙しい一日だったので、夜は近くの温泉「月のしずく」で
ゆっくりしました。車で5分程度の近さです。

帰ったら月が夜の太陽として輝いていました。
明日が満月。

寒の戻り



エンジェルファームのコブシ。
コブシやモクレンが花の“のろし”だと、毎年書きます。
これらの開花を合図に百花繚乱の季節が始まるからです。
コブシのつぼみはここまでふくらんでいますが
昨日の夕方あたりから、またぐっと冷え込みました。







ミロク(右:♂)とビッチ(左:♀)
冷え込んだので、ストーブの前でお尻を暖める。
彼らは厚かましくも、必ずソファとか座布団とか布団の上に落ち着く。
まあ「寒の戻り」の図。



裏山から見た今日の月の出。
満月直前の図。  
                      

あみ



以下、去年(2005年2月10日)に書いた文章を引用します。


-------------------------------
『柴犬、エンジェルファームの家族になる』


ポメラニアンのまりちゃんが亡くなってから、桂子は何度も犬を飼いたいと
言いました。でも、私はいつも反対してきました。エンジェルファームには家族
として、すでにたくさんの動物が暮らしています。これ以上増やすと、世話が行
き届かなくなると思ったからです。

それに、たくさんの草花、野菜、ハーブ、果樹や
何種類もの観葉植物、サボテン、多肉植物も育てています。
ミニ植物園で暮らしているような感じです。

そんなわけで、桂子も犬のことはあきらめていたんですが
一昨日突然、「柴犬のことがどうしても気になる」と言いました。
先日熊本のホームセンターのペットショップコーナーで見た柴犬のことです。
去年の7月21日生まれで、つまり、もうずいぶん大きくなってしまい、そうなると売れないのでしょう。狭いオリで窮屈な状態になっていました。そうやって売れ残って大人になってしまったペットたちは、ガス室送りになるケースがあるといいます。

野良犬たちと、こうしたペットショップの売れ残り犬を含め
日本では年間33万匹の犬がガスで殺処分されているそうです。
ネコは30万匹だそうです。
(平成10年度 厚生労働省生活衛生局乳肉衛生課の調査)
そんな犬猫を殺処分するための費用が年間12億円かかるそうです。

桂子がそこまで言うなら・・・ということで
一昨日、その柴犬(オス)が家族になりました。
名前は「あみ」にしました。
一昨年春、家出したまま帰らなくなったオス猫のアミダの名前をとりました。
「あみ」は世阿弥、観阿弥の阿弥です。それは阿弥陀仏の名に由来します。
阿弥陀はサンクリット語(インド古典語)のアミタに由来します。
アミタは、アミターユス(無限のいのち)、アミターバ(無限の光)の略語。
それは私たちの本質が、無限のいのちであり、無限の光であることを
示唆しているはずです。
「あみ」と呼ぶとき、そのことを想起したいと思います。
「あみ」が無限のいのちであり、無限の光であることを・・・   



「あみ」が来て、猫たちは「ようこそ、エンジェルファームへ!」
とは言わなかった。みなさん怒ったり、怖がったり、すねたりしました。
とくに甘えん坊・ラティはどうしても許せないようです。いつもは桂子のそ
ばで眠るラティが、昨夜は屋根の上で一晩ないていました。
ミロクとウリとビッチは、少しずつこの状況を受けいれ、いやいやながらも、早
くも慣れてきつつあるようです。
みんながこれからどんなふうに「あみ」を受けいれていくのか、どうやって共生
していくのか観察したいと思います。

人間だって、他の生物との共生・共存はなかなか難しい・・・
というより、人間こそが地球のたくさんの生物を絶滅させ、あるいは絶滅危惧状
態に追いやってきました。そして年間12億円もかけて、63万匹の犬猫をガス室送
りにしているわけです。どころか、人間どうしで、殺し合い(戦争)ばかりして
きました。「戦争放棄」をうたった素晴らしい日本国憲法も、今や破棄されてし
まいそうなご時世です。

さて、今日はじめて「あみ」を裏山の散歩に連れて行きました。
土や落ち葉の匂い、草の匂い、初めて嗅ぐ匂いばかりで・・・
夢中になって嗅いでばかりいるので、なかなか進めませんでした。

「あみ」は狭い不自然な環境に閉じ込められていたせいだと思いますが
おしっこやウンコの匂いもきついし、体臭も強すぎる。
一種類のペットフードしかもらえず、少ししか水を与えてもらえず
全く運動してなかった「あみ」。
「あみ」にも“毒素排泄”が必要です。

エンジェルファームの猫たちは、一度もお風呂に入ったことはないし
毛をといてやったこともほとんど無いのですが、毛の色つやが良く
何かいい匂いがします。
エンジェルファームに来たかぎりは
「あみ」もきっとそうなると思います。  

-------------------------------
以上です。
上の文章を書いてから1年1ヶ月が流れ
あみも、ずいぶん変わりました。

ミロクとビッチ







ミロク(♂)と三毛猫のビッチ(♀)。
ミロクとビッチが出会ったのは2001年。
以来、彼らはラブラブ。

子供ができる前に去勢したけれど
去勢してもなお、ミロクとビッチはこんなふうにラブラブ。

これをどんなふうに解釈したらいいでしょうか?
動物は本当に本能だけで生きているのでしょうか?

動物は機械のようなモノにすぎないから
殺しても罪悪感をもたなくていい、と主張したのは
フランスの哲学者・デカルトでした。

彼はネコや犬と暮らしてみたことがなかったのでしょう。
ネコも犬も、ニワトリさえもヒトとたいして変わらない・・・
というのが、彼らと密に関わっている私たちの意見です。

彼らを観察すると、ヒトの行動の原点をみる思いがします。
ヒトは彼らより複雑になっていますが
似たことをしている、と思います。

そのあたりまた追々、証拠写真をお見せします。
          

全員集合


(撮影:桂子)


(撮影:桂子)

エンジェルファームのネコちゃん、全員集合です。
春は眠い・・・。
いや、一年中眠い・・・。
ネコも人間もできれば目覚めたくない動物なのかな?        桂子



写真の左から、ラティ・ビッチ・マル・ミロク・ミカ・ウリ。
「ネコは集団行動しない」とかネコの本に書いてあったりしますが
この子たちは、けっこう集団行動します。

この子たち、と書きましたが彼らはもう子供ではありません。
一番年上のミロク(♂)とビッチ(♀)は2001年生まれ。
ミロクの腹違いの妹であるラティも2001年生まれ。
ラティが2002年に生んだ娘たちが、マル・ミカ・ウリです。

唯一のオスであるミロクですが、一番優しく(というより軟弱で)
これはハーレムではありません。
不思議な集団です。                      香山茂樹

梅の花






エンジェルファーム裏山の梅の花。
上は普通の梅、下は豊後梅。豊後梅には少し赤みがあります。

昨日、エンジェルファームの増改築の設計を進めていただいている
設計士さんが打ち合わせにみえたとき
「もう桜が咲いているんですね」と言われた。

設計士さんは最近、仕事がものすごく忙しかったせいで
時を錯覚されたんですね。

桜はまだです。でも、今の満開の梅は桜と錯覚するほどに華やか・・・


古今和歌集の歌に「色よりも 香(か)こそあはれと おもほゆれ」と
いう句があって、私は毎年この季節に思い出します。
梅の花のあの例えようもない高貴な香りを知るひとは
この花の姿より、香りの素晴らしさを讃えるでしょう。

とはいえ、設計士さんが錯覚されるほどに姿も見事です。

同じ古今和歌集で紀友則はこう歌っています。

    君ならで 誰にか見せむ 梅の花
    色をも香をも 知るひとぞ知る
               

ふきのとう


(撮影:桂子)

春先の楽しみのひとつは山菜。
ぷっくりとしたふきのとうは天ぷらにしていただきます。
冬に溜め込んだ毒素には山菜の苦みが効くそうです。
必要なものは必要な時期にちゃんと生えてくるんですね。
                            桂子

長湯温泉






建物の増改築のために
いったん家のなかの物をみんな搬出することになり
このところ毎日、その準備に追われました。
(荷物の箱詰めや不要品の廃棄)

ちょっと疲れたので、今日は片づけをお休みにして
長湯温泉につかってきました。
ここから車で20分ほどの長湯温泉は
炭酸泉として日本一の泉質と湯量を誇っていますが知名度はイマイチ。
つまり秘湯です。
大分県と言えば別府温泉と湯布院温泉が有名で
他にも色々な温泉に恵まれていますが
私たちは泉質的には、長湯温泉が一番気に入っています。

写真は長湯の長野湯の家族風呂。
非常に湯量が豊富で、もちろん循環せず、流しっぱなしです。

この長湯温泉で癒された体験が
私たちが提案します「エンジェルバス」の原点にあります。

水の音



エンジェルファームの小さな池(およそ3m×1m30cm)。

集落10数軒共同で使っている湧き水の余り水が、この池に流れます。
約20匹の金魚がこの池で暮らしているんですが
塩素が混じらないミネラルウォーターがこんなふうに流れて贅沢なことです。

朝・昼・夕の炊事時と、晩のお風呂の水をためるときは止まります。
それ以外のときは、環境音楽のように、ずっと水の音が流れます。

はじまり


(ルリタテハ 撮影:桂子)

冬眠から覚めた蝶。
相当羽が傷んでいるけれど、冬を越した生命力には胸が熱くなります。



(撮影:桂子)
 
梅の香り。
この高貴な香りが精油になる日はまだまだでしょうか?
いつか神から受け取る日が待ち遠しい・・・

やっぱり明るくて暖かいのがいいな。
春の光を感じて・・・いま、新しい始まりのとき。 
 
                香山桂子

***************************
                 
今日、2006年3月7日から「きょうのエンジェルファーム」を始めます。

思えば、私たちがここに引っ越してきて、エンジェルファームと名づけたのは2002年3月1日のことでした。あれから、まる4年の月日が流れました。4回の春夏秋冬、4年ぶんの喜怒哀楽を経て、今年、私たちは建物の大規模な増改築や庭・畑のリフォームを計画しています。

エンジェルファームは今から始まる・・・というような気持ちです。
今までは準備期間だったのかも知れない、というふうに感じています。


「きょうのエンジェルファーム」では、主にエンジェルファームの家族たち(犬、ネコ、ニワトリ、チャボ、金魚たち)や、野菜やハーブ、花の様子や、四季折々の自然の表情・・・それから食べ物のことや、心とからだを癒してくれる「エンジェルタッチ」なども話題にしたいと思っています。

どうぞ、よろしくお願いします。

またホームページのほうも現在全面改装中で、ご迷惑をおかけしておりますが、少しずつ、UPしていきたいと思っています。

                 香山茂樹
   次ページ »