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シジュウカラ



うちはまだ光ファイバーにつないでいなので
テレビのアンテナが裏山に立っています。
今日はシジュウカラがそのコードに止まっていました。
白黒のファッションがお洒落です。



シジュウカラは10種類以上の音声要素をもっており
それらをさまざまに組み合わせることで
175種類以上のユニークな鳴き声を発することができるという。

ヘビやタカの存在を示す名詞のような鳴き声まで存在します。
ヘビの場合は「ジャージャー」だそうです。
2016年3月に、シジュウカラが文法をともなう言語を
持っているという論文が発表されたという。
いかにも日本人らしい研究だと思います。
https://www.soken.ac.jp/news/25972/
https://www.asahi.com/articles/ASL1V6D2CL1VPLBJ005.html

学問的には言語は人間固有のものであることになっているそうです。
だからシジュウカラが言語を持っているという発見は
ダーウィンの進化論をもくつがえす大きな発見だそうです。

科学の分野ではそうなのでしょうが
古今東西、自然を愛し自然を学ぶひとは
鳥が言語を持っていることに驚くひとはないでしょう。
昨日話題にしたオリヴィエ・メシアンは
鳥に教えを説いたアッシジの聖フランチェスコをテーマにした音楽を
作曲したしたひとです。

鳥たちのことを本能で動く単純な「機械」、モノだとみなしてきたのは
マテリアリズムの科学者たちです。

シジュウカラが言語をあやつることを
科学が認める時代になった・・・それは素晴らしいことだと思います。

これからシジュウカラだけではなく、あらゆる鳥たちが
言語を持つことが解明されていくでしょう。

そうそう、こういう鳥たちダンスもするんです↓


まえにもダンスする鳥のことを話題にしました。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/d76bb214833fe7e367499e55389c4410

エナガ



今日、裏山の梅の樹にやってきたエナガ。
スズメより小さくて、群れでやってきて
ちょこまか、じっとしていません。



今年の冬は寒いので、梅はまだ咲きません。
つぼみはここまでふくらんでいますが。



エナガは小さくて身軽なので
こんなふうにジャンプもします。
「チュリリ」「ジュリリ」と"地鳴き"します。
"地鳴き"は警戒音。
求愛とか縄張りを守るための声"さえずり"とは異なります。

冬季聞こえる鳥の声は"地鳴き"で
ジャッとかキーとかチュクチュクとか
地味な声です。

鳥のことを話題にすると
やはりオリヴィエ・メシアンのことを想います。
前にもブログで話題にしました。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/1e788877e20e13be2fb26df4d6b2fc27



メシアンは鳥のさえずりを音符にうつして
ピアノ曲や管弦楽曲をつくったフランスの現代音楽の作曲家です。

でもキリスト教神学の背景があり教会のパイプオルガンの奏者でもありました。
↓これは彼の曲を彼が演奏しています。



↓これが彼の鳥の音楽です。






教会でメシアンの前で、妻のイヴォンヌ・ロリオが鳥の音楽を演奏しています。
演奏が終わったタイミングで鐘の音が流れます。
そのときの彼女の笑顔が素敵です。

ポスト物質主義


http://expandingrealitythemovie.com/

昨日のブログの続きです。
"Manifesto for a Post-Materialist Science"のことです。
強く心打たれました。

中世ヨーロッパに存在したキリスト教支配。
それが自由な科学的探究を妨げました。
地動説を擁護したジョルダーノ・ブルーノは
そのせいで処刑されました。
自然界のことハーブのことに詳しく
知恵があり癒しの能力のある女性を「魔女」だと判決し
火あぶりの刑に処しました。

時代は変わり、科学が著しく発展し
科学のチカラで産業革命が起き
人間の生活スタイル、環境、産業、医療は一変します。
新幹線、飛行機、高速道路、インターネット、スマホ
高層ビル、人工頭脳、原子爆弾、原子力発電・・・

科学万能の時代です。
でもこの科学はいわゆるマテリアリズムの科学。
唯物主義の科学だったために
魂とかスピリチャル、意識、精神といわれるものを軽視し
それらもまた物質の働きであると考えた。

でもそうなると人間はモノになってしまう。
機械の部品の一部のようにみなされてしまう。
経済効率で動かされてしまう。

「霊的存在」としての尊厳は奪われる。
霊的とかスピリチャルとか
そういう見方は「非科学的」であると非難される。

パソコンとかロボットが壊れた・・・
「死」はそのようなものとみなされ
粗大ゴミのように効率よく焼却される。
死は消去でしかない。

人々の記憶のなかに生き続けるとか
やすらかに眠るのだとか
天国に行くのだとか
墓とか仏壇のなかで生きるのだとか
さまざまに想像、迷妄されているけれど
悲しみを避ける慰めのためにそういうふうに言うだけで
科学的認識としては死は消滅を意味します。

科学と宗教の立場は逆転し
科学はかつての中世キリスト教のような
絶対的な権力を持っています。
おごりたかぶった科学は
科学的根拠(エビデンス)があるので
原子力発電所は絶対に事故は起きないのだと豪語した。

"Manifesto for a Post-Materialist Science"を読むと
科学の新しい時代が始まったと感じることができます。
科学と宗教、芸術や哲学の和解が始まったようです。
本当はそれらが対立する必要なんかなかったんです。

多様な角度・視点で世界を感じ考え探求し
みんなで協力して世界を豊かにしていく・・・

18条
The shift from materialist science to post-materialist science
may be of vital importance to the evolution of the human civilization.
It may be even more pivotal than the transition from geocentrism to heliocentrism.

物質主義科学からポスト物質主義科学への移行は
人間文明の進化にとって極めて重要であるかもしれない。
それは、地動説から天動説への移行(コペルニクス的転回)よりも
もっと重要であるかもしれない。

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ものすごく重要だと思います。
希望でもあると思います。
もし科学が物質主義・唯物論にとどまり続けたら
人類と地球の破壊が早々にやってくると思います。
というかすでにそのプロセスが急激に進行している。
かなり絶望的・危機的状況になってきた
そのことがこのマニフェストを生んだのでしょう。
起草者のひとりであるラリー・ドッシー博士のWebサイトをみると
ここまで追いつめられたからこそ、このタイミングで
こういう思想がでてくるみたいな表現がありました。

ポストマテリアリズム



Expanding Reality(拡張するリアリティ):
The New Science of Consciousness(意識についてのニューサイエンス)
A film by Michel Pascal

今朝あるかたのFacebookのシェアで
"Post-Materialist Science"というものを知りました。
上の動画はそれをテーマとした映画だそうです。

2014年2月に"Manifesto for a Post-Materialist Science"起草。
http://opensciences.org/about/manifesto-for-a-post-materialist-science

それを和訳したサイトがありました。
http://tocana.jp/2017/02/post_12201_entry_3.html
大変勉強になるのでシェアさせていただきます。

「ポスト物質主義科学マニフェスト18条」

1条
近代科学の世界観は物質主義や還元主義に則っている。

2条
19世紀にこれらの前提は科学的物質主義というドグマになり
精神は脳の物質的活動に帰され
思考は脳や身体など物質世界に影響することがないとされた。

3条
20世紀には科学的物質主義がアカデミズムの常識となり
多くの科学者が世界の物質的理解のみが合理的な思考だと信じるようになった。

4条
科学的物質主義は自然の理解に大きな進歩をもたらすのみならず
科学技術の発展を通して自然の抑制や自由を人類にもたらした。

5条
しかし同時に、科学的物質主義は科学を極端に限定し
精神やスピリチュアリティの探求を阻むものとなっている。

6条
本来の科学は観察・実験・理論を通して自然を探求する
史上初の非ドグマ的方法である。
そして、科学的方法は物質主義とイコールではない。

7条
量子力学の分野では、観察者の意識が物質世界に影響を与えることが判明した。
このことで、物質は現実に存在する唯一のものではなくなり
自然の理解は意識への言及なしには不可能であることが完全に理解された。

8条
心理学や精神神経免疫学の分野では、心理的な要素が
肉体に多大なる影響を及ぼしていることが判明している。

9条
超心理学の分野では、精神作用が物質に影響を与えることが研究され
異常や例外として排除できないほど
頻繁に超自然的現象が起こることが証明されてきた。

10条
心臓発作の数秒後に脳の活動が停止するにもかかわらず
心臓発作に伴う臨死体験や、臨死体験が
宗教経験を引き起こす例が頻繁に報告されてきた。

11条
霊能者が故人の情報を正確に言い当てることが
厳密な実験でも明らかになっている。
精神は肉体とは別に存在している可能性が示唆されている。

12条
物質主義に寄った科学者や哲学者は、物質的に解明できない現象を否定する。
そういった非物質的現象は彼らが持つ排他的な世界認識と相容れない。
しかし、これらの現象を否定したり、
ポスト物質主義を支持するような科学的発見の公表を差し控えることは
科学的探求の精神に反する。

従来の科学の理論や信念に合わないデータが排除されてはならない。
そのような態度は科学ではなくイデオロギーである

13条
超能力、臨死体験、霊との通信などが異常に見えるのは
物理主義の観点からのみである。

14条
物理主義は、脳から意識が生まれる仕組みの解明に失敗している。
今こそ物理主義の因習から抜け出し、自然世界の概念を拡張し
ポスト物質主義のパラダイムを受け入れるべきである。

15条
a)精神は物質世界と同程度に現実的である。
精神は宇宙の基本的要素である
(物質に由来せず、物質に還元することもできない)。

b)精神と物質世界には深く相互に結びついている。

c)精神は物質世界の状態に影響を与え、空間的な制約を受けない
(脳や体などに精神があるわけではない)。

d)全ての精神はただ1つの精神に包括されている。

e)臨死体験では、脳は精神活動のトランシーバーのような役割を担っている。
つまり、精神は脳を通して活動するが、脳から生み出されたわけでない。
臨死体験では肉体の死後も意識(精神)が残っていることが分かっている。

f)科学者は、精神や精神的経験の探求を恐れるべきではない。
なぜなら、精神は人間存在の中心的側面であるから。

16条
ポスト物質主義科学は、これまでに獲得された科学知識を否定せず
世界の重要な構成要素として物質を包含する。

17条
ポスト物質主義パラダイムは、我々の自己認識を根本から変え、
人間として、科学者としての尊厳と権能を取り戻すものである。
世界の非物質的理解は古代の宗教伝統や生活実践にも見られてものであり
我々はその事実から目をそむけてきたにすぎない。

18条
物質主義からポスト物質主義への移行は
コペルニクス革命よりも重要なものとなるだろう。

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上記マニフェストの起草者のひとりとして
ラリー・ドッシー博士の名前があがっていました。

2012年11月3日、僕とヴィラモは福岡市博多駅前・大博多ホール福岡で
開催されたドッシー博士の講演会に参加しました。
そのときのことをブログに書いています。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/22391e4bce6decda2fd6c22f55a94664
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/350f98142f493901a58e18d4b39243ef

ミヤマホウジロ



今日、裏山で撮りました。
渡り鳥ミヤマホウジロのオス。

モヒカン頭に目のまわりの黒、鮮やかな黄色・・・
彼は野鳥界のロックスター。

人間のことはあまりよく思っていないようで
群れで行動して、人の気配を感じると
ぱっといっせいに逃げていきますが
彼だけが5~6mまで近づくことを許してくれたので
これを撮ることができました。



ごく最近まで知らなかったんですが
これまでで最悪といってもいい大規模な石油タンカー事故が
東シナ海で1月6日に起きて火災発生、14日に沈没した。

その段階で日本に深刻な海洋汚染をもたらすことを
世界中の報道機関がニュースとして発信しているのに
なぜか日本のテレビ、新聞はまったく報道しなかった。

一党独裁でいろいろ報道規制される中華人民共和国のテレビだって
ガンガン報道した。
その石油タンカーの保有国・イランの報道の様子は
YouTubeにアップされています。

これほどの大事故が起きて
何も報道できない・・・
それってどこかの
独裁国の話だと思ったら
日本国の話なんです。

スモウ界の権力争いとか芸能界の不倫騒動とかは
賑やかに報道されていますが
こんなに日本の国土に影響力のある巨大な事件については
黙っているんですね。
福島の原発事故のときもそうでした。
あのときテレビで見たかぎりたいしたことは起きていないんだと思っていた。
実は驚くべきことが起きていたんです。それはネットで知りました。

最近つくづく思うんですが
テレビや新聞の時代は終わったのかな・・・

今回のタンカー事故のきちっとした情報が
はやばやとウィキペディアにアップされています。
欧米圏のひとがアップした情報を日本語訳した情報ですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81%E4%BA%8B%E6%95%85



汚染被害がこんなふうに広がるだろうと予想されています。



奄美大島の海岸7kmにわたって油が漂着したみたいです。

雪景色



朝、目覚めてカーテンを開けると雪景色になっていました。
午後には雪はやみ、どんどん溶けていますが。



エンジェルファームの今日の裏山。
北国のひとにはこの風情、冬景色には見えないかも知れません。
緑の葉がこんなに残っています。
主に常緑広葉樹のカシの樹です。



裏山のヤマザクラの大木(中央)が雪をかぶっています。
右はコナラ。二本とも落葉樹。



2012年4月14日のこのヤマザクラの開花。
園芸品種のソメイヨシノに比べるとずいぶん地味ですが
野趣があっていいです。
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